■誰もが目を奪われる存在感! 「ゲテモノ」すぎる姿に驚愕
静岡市葵区にある静岡工科自動車大学校は2024年1月12日、開催中のカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」において、カスタムカー「HOT ROTY」を初公開しました。
全高はわずか1.1mほどの極端に低いボディを持ち、「あぜ道最速のゲテモノ雑種号」と称していますが、どのようなカスタムが施されたのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが「あぜ道最速の軽バン」です! 画像で見る(23枚)
HOT ROTYはホンダの軽バン「ストリート」をベースに、ボディを切断して極端に薄くし、さらにむき出しのエンジンやレーシングカー並みのタイヤを装着する「ホットロッド」カスタムが施されています。
ホットロッドカスタムはアメリカ発祥で、1930~40年代のアメリカ車をベースにカスタムすることを起源とする人気ジャンルですが、日本独自の軽自動車がカスタムされる例はあまりありません。
主に「チョップトップ」や「セクショニング」と呼ばれる、全高を極端に縮めるためのカスタムを施しながら、同時に幅を25cm拡大しています。
改造にあたっては2台のストリートが用いられ、このうち1台は学生が通学に使用していたクルマも活用しており、この作業が「一番大変な作業だった」といいます。
HOT ROTYを製作したきっかけについて、同校の学生は以下のように話します。
「卒業製作としてカスタムカーを作るなかで、予算が100万円という制約がありました。
しかし、ベースのクルマを購入するとなると、それだけで多くの費用を使ってしまうので、通学で乗っているストリートを使って、興味のあったアメリカ文化のカスタムカーを仕上げてみようと考えました」
フレームは以前、同校が製作したカスタムマシン「フォーミュラ隼」を活用し、これにチョップトップ加工されたストリートの車体を組み合わせました。
パワートレインはフォーミュラ隼のものが流用され、スズキのスーパースポーツバイク「GSX1300R ハヤブサ」に搭載される1.3リッター4気筒エンジンを搭載。最高出力は175馬力、最大トルクは138.3Nmを発揮します。
また、エクステリアではルーフやサイドの全体にわたって、ファイアーパターンの塗装があしらわれていることも特徴で、アメリカンな雰囲気と人気ミニカーシリーズ「ホットウィール」のような世界観を両立。
ファイアーパターン塗装は学生がフリーハンドで仕上げており、ベース塗装の上にチッピング塗装を上塗りするなど、細部にもこだわっています。
インテリアは1人乗りアルミシートを装備し、メーターも隼から移植されました。
来場者からの反響は上々で、その変貌ぶりに驚く声も多かったようです。また「ヘッドライト形状からベースはストリート?」など、ストリートであることを認識する人もいるようで、注目を集めています。
車検を取得することは不可能のようですが、展示後はエンジン配線を整備してテスト走行することも見込んでいるといい、今後は同校の公式SNSなどでテストコースを走行する姿が見られるかもしれません。
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みんなのコメント
自動車産業も衰退の一途でしょう。
改造車をイベントに出品させる学校も、狂っていると思います。