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今こそ日産は日本に入れるべき! 海外専売の魅惑の日産SUV5台

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今こそ日産は日本に入れるべき! 海外専売の魅惑の日産SUV5台

 現在、日産の国内販売において月1000台以上売れているのはノート、セレナ、キックス、リーフ、マーチ、軽自動車で、ここに名前が挙がったモデルで国内販売の90%以上を占めるという非常に偏った状況である。

 その理由としては新しいモデルの少なさが大きいのだが、モデル数自体がメーカーの規模のわりに少ないこともあると思う。

今こそ日産は日本に入れるべき! 海外専売の魅惑の日産SUV5台

 そういった背景も考えると、日産車には「魅力的な海外専売SUV」というのが少なくなく、ここでは日本導入を期待したいそんなモデルたちをピックアップしてみた。

文/永田恵一、写真/日産、インフィニティ、ベストカー編集部

■1:マグナイト(インド・アセアン)

国内では2車種とSUVもさびしいかぎりの日産だが、海外でも適材適所のラインナップを展開。マグナイトはインドなどの新興国で販売されるSUVのエントリーモデル

 マグナイトはインドやインドネシアといった新興国で販売されるコンパクトSUVである。マグナイトはルノーカイガーの兄弟車で、このファミリーにはルノートライバーという3列シート車もある。

 ボディサイズは全長3994×全幅1758×全高1572mm、ホイールベース2500mmと、全長を考えると全幅が広い気はするが、それだけにキャビンやラゲッジスペースはそれなりに広いようだ。また、インテリアの雰囲気に明るさがある点も好印象に感じる。

 搭載されるパワートレーンは1Lの3気筒NA+5速MT、同ターボ+5速MTとCVTだ。

 インドでの価格は最上級グレードの1Lターボ+CVTで86万9610ルピー(約133万8000円)と安く、自動ブレーキ&運転支援システム付きでトヨタライズ&ダイハツロッキーより大幅に安ければ、日本でも売れる可能性はありそうだ。

■2:ジューク(欧州)

日産ジューク。欧州専売モデルとして2代目が登場。2022年モデルからは「ハイブリッド」モデルが追加だが……なぜかe-POWERとは名乗らない。その謎解きはギャラリーで

 先代型初代モデルが日本でも販売されたジュークは、現行型2代目モデルから英国生産の欧州向けモデルとなった。

 ジュークは2代目モデルもクーペルックな点など、スペシャルティなコンパクトSUVなのは初代モデルと同じで、成り立ちはノートやルノールーテシア、ルノーキャプチャーの現行モデルの兄弟車というものだ。

 初代モデルではアヴァンギャルドだった内外装は、初代モデルに比べれば常識的なものとなったが、それでも充分個性的だ。

 パワートレーンは1L3気筒ガソリンターボ+6速MT&7速DCTと、最近追加が発表されたルノーアルカナにも搭載される4速ミッション付き1.6Lの2モーターハイブリッドのふたつだ。なお、ボディサイズは全長4210×全幅1800×1595mm、ホイールベース2636mmと、日本でも使いやすいものだ。

 英国での価格は1万9200ポンド(約294万9000円)からと高めなので、今夏から欧州で発売予定となっているハイブリッドが日本に適価で導入されれば面白いかもしれない。

■3:インフィニティQX55(北米)

日産がインフィニティFXの再来と公言するQX55。低く構えたフォルムは確かにSUVクーペとして相当にスタイリッシュだ。日本でもそこそこ売れるのではと思うが、現在は北米専売モデルだ


 QX55のベースとなるQX50は、かつて日本ではスカイラインクロスオーバーの車名で販売されたことがあるEXが起源となる。

 現在、QX50は2017年登場の現行モデルからFFのオーソドックスなミドルSUVに移行しており、レクサスであればNXに相当する存在である。

 QX50は2LのVC(可変圧縮比)ターボや、ダイレクトアダプティブステアリング(非常時以外ハンドルとタイヤがつながってないステアバイワイヤ)の搭載などが特徴だ。QX50の派生車となるQX55も機能面は基本的にQX50と共通ながら、エクステリアは流麗なクーペルックとなっており、QX50とQX55の関係はベンツであればGLCとGLCクーペと同様のものだ。

 また、QX55はインテリアもレッド&ブラックのインテリアカラーが設定されるなど、富裕層が求める個性も充分備えている点も魅力だ。

 トヨタに対してチャレンジャーである日産が何かSUVを日本に導入するなら、日本車にはない、こういったジャンルのプレミアムカーを選ぶという手もあるのではないだろうか。

■4:パスファインダー(北米)

日産パスファインダー。北米日産SUVの代表格的なクルマである。今やFFベースだが、日産としてはトラックベース時代の骨太さと現在的な洗練さを持ち合わせたSUVとして売りたいのだろう

 もともとパスファインダーはダットサントラックベースのSUVだったテラノの北米仕様で、2012年登場の先代型4代目モデルから乗用車のプラットフォームを使ったFFベースの3列シートラージSUVとなった。日本車で例えるなら、いずれも北米を中心とした海外専売車となるトヨタハイランダー、マツダCX-9、スバルアセントなどに相当する存在だ。

 パスファインダーは昨年現行型5代目モデルに移行しており、ボディサイズは全長5022×全幅1979×全高1801mm、ホイールベース2900mmとランドクルーザー並みの巨体となる。それだけにキャビンは、2列目はゆったりとしたシートとなるキャプテンシート仕様も設定され、3列目は3人掛けと広大だ。

 パワートレーンは3.5LのV6直噴ガソリンNA+9速ATという、日産車のものとしては日本人には目新しいものが搭載される。

 パスファインダーはボディサイズの大きさは気になるが、そのぶん左ハンドルのままでもデメリットは少ないという面もあるので、日本でも商売になるくらいの台数であれば売れる可能性はありそうだ。

■5:テラ(タイ・中国)

タイなどで人気のあるピックアップベースのSUVが「テラ」だ。ハイラックス(トヨタ)
やD-MAX(いすゞ)といった競合モデルに負けないカッコよさを持つ。タイ仕様をぜひ日本でも売って欲しい!!

 少々紛らわしい話だが、テラは前述したテラノの現代版で、現行モデルはピックアップトラックのナバラをベースにした3列シートを持つ7人乗りSUVとして、タイ国や中国などで販売されている。

 ボディサイズは全長4890×全幅1865×全高1865mm、ホイールベース2850mmと日本でも使える範囲で、インテリアもなかなか上質だ。

 パワートレーンはタイ国仕様がパワフルな2.3L4気筒ディーゼルツインターボ、中国仕様は2.5L4気筒ガソリンを搭載する。

 タイ国での価格は最上級の4WDで149万9000バーツ(約528万4000円)と安くないが、日本に適価で導入されれば、かつてのテラノのような存在としてニッチな市場を得られるかもしれない。

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