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この男、最速につき。フェルスタッペンがポールポジション! 母国サインツJr.は2番手も太刀打ちできず|F1スペインGP予選

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この男、最速につき。フェルスタッペンがポールポジション! 母国サインツJr.は2番手も太刀打ちできず|F1スペインGP予選

 カタルニア・サーキットを舞台にF1スペインGPの予選が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。

 グランプリ2日目は雨がサーキットを濡らし、予選前に行なわれたフリー走行3回目は雨混じりのセッションに。続けて行なわれたFIA F2スプリントレースではウェットからドライへ移り変わるという難しいコンディションとなった。

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 F1の予選Q1が開始される現地16時頃にはポツポツと雨粒が降る状況。天候の悪化を考慮して、各車はスリックタイヤで早くタイムを出そうとコースへ急いだ。

 ただ、24度という低い路面温度もあり、角田裕毅(アルファタウリ)がターン11でハーフスピン。幸いマシンをウォールに当てることは無かったが、この影響によりソフトタイヤを1セット失うこととなった。

 角田だけでなく多くのドライバーが難しい路面コンディションに苦しめられ、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がターン10で足を取られてコースオフ。ボッタスはマシンをガレージへ戻すことができたものの、残り14分というところで赤旗が提示された。

 ここまでタイムを出していたのは7台のみ。5分強の中断を経てQ1が再開されると、続々とコース上でタイムアタックを開始した。

 フェルスタッペンはここまでタイムを出していなかったドライバーのひとりだったが、1分13秒660でトップへ。マクラーレンのルーキー、オスカー・ピアストリが0.031秒遅れで続いた。

 セッション再開後も難しい路面コンディションに変わりはなく、アルファタウリのニック・デ・フリーズは角田と同じターン11でスピンアウトを喫した。

 フェルスタッペンはコース上でタイムアタックを続け、1分13秒615までタイムアップ。一方、残り4分を切った時点でチームメイトのセルジオ・ペレスは16番手、マシンの異常を訴えていたフェラーリのシャルル・ルクレールは17番手とQ1脱落圏内にいた。

 1分13秒615までタイムアップしたフェルスタッペンがピットへ戻る中、他19名のドライバーは残り3分から新品タイヤを投入してアタックを再開した。

 路面の改善幅が大きく、フェルスタッペンのトップタイムを多くのドライバーが上回っていき、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分12秒937で首位に。ピットへ戻っていたフェルスタッペンは9番手、ペレスは15番手でギリギリQ1通過となった。

 ルクレールは19番手となり、昨年のポールシッターがQ1敗退となった。

 ルクレールの他、Q1敗退となったのは16番手ボッタス以下、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンとローガン・サージェントの4名だった。

 Q2が開始されるとレッドブルの2台からコースイン。まずは新品タイヤ投入のフェルスタッペンが1分12秒760のターゲットタイムをマークし、ユーズドタイヤのペレスが0.854秒遅れで続いた。

 その後アストンマーチンのフェルナンド・アロンソをはじめ新品タイヤ勢がペレスのタイムを越えていった。ハミルトンはアタック1回目はラップを中断したものの、続くアタックで1周をまとめあげて1分12秒999をマーク。フェルスタッペンから0.239秒遅れの2番手に立った。

 Q2最後のアタックに向けて、各車は残り4分というところで再びコースイン。ランド・ノリス(マクラーレン)が1分12秒776でフェルスタッペンに次ぐ2番手に。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)が3番手でQ3進出を果たした。

 ペレスはQ3へ向けてタイムアップが必須なポジションにいたが、ターン5でコースオフ。最後のアタックでも思うようにタイムを上げられず、11番手でQ2敗退。メルセデスのジョージ・ラッセルは、最終アタックのホームストレートでチームメイトのハミルトンと接触した影響もあるのか、12番手となった。

 ペレスとラッセル以下13番手の周冠宇(アルファロメオ)、デ・フリーズ、トラックリミット違反によってタイム抹消となった角田がここで姿を消した。

 Q3ではピアストリからタイム計測を開始。まず1分13秒772を記録し、続いてアタックを行なったエステバン・オコン(アルピーヌ)が1分13秒656、ノリスが1分13秒544でピアストリを上回った。

 ここまではユーズドタイヤでのアタック。新品タイヤを履くフェルスタッペンは、1アタック目で1分12秒272で全体ベストをマークしてトップに立った。同じく新品タイヤを履くハミルトンが2番手となるも、首位フェルスタッペンとは0.924秒と大きな差が開いた。

 1回目のタイム計測を終えて各車がピットへマシンを戻す中、タイミングを待ったニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が”専有走行状態”でアタックへ。1分13秒229をマークしてハミルトンの下3番手につけた。

 残り3分というところで、最終の1アタックにかけたアロンソからタイム計測を開始。アロンソは1分13秒507と思うようにタイムが伸びず、続いてアタックしたドライバーたちに交わされていった。

 ノリスが1分12秒792、サインツJr.が1分12秒634までタイムを上げるもフェルスタッペンに挑むドライバーは現れず、フェルスタッペンのポールポジションが確定。今季4回目のポールとなった。

 2番手フロントロウには母国のサインツJr.。決勝グリッド2列目にノリスとピエール・ガスリー(アルピーヌ)が並ぶこととなった。

 ハミルトンは5番手、ランス・ストロール(アストンマーチン)が6番手、7番手にもう1台のアルピーヌ、エステバン・オコン。ヒュルケンベルグは8番手となった。アロンソは9番手、ピアストリが10番手から日曜日の決勝レースを迎える。

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みんなのコメント

2件
  • 確かにレッドブルは速いし マックスはペレスのライバルでは無いが、其にしても差が大きい
    サインツはアップデートが大きく まだセットアップが決まっていない分差が開き、下が詰まっている(ルクレールは 駆動系の不具合かな?)
    ルノーは少しづつ 良くなっている様だが、マクラーレンが 決まっているな
    アロンソが フロアを痛めなければ、サインツの前だったか?
    本当に レッドブルは正しく開発しているのか、疑問だ
    彼等とその息がかかる(フェローズ)アストンが居なければ 運営の思惑通りに、フェラーリ メルセデス ルノー マクラーレンが バジェットキャップと順位別の空力テスト時間制限で、差が詰まっている
  • もう優勝マックス
    2位ベレス
    3位 アロンソ

    角田 13位
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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