富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第2戦で、22号車アールキューズ AMG GT3は大クラッシュに見舞われた。第3戦鈴鹿のエントリーリストからは外れていた22号車だが、R'Qs MOTOR SPORTSはリリースにて改めて欠場を報告した。
今年共に還暦を迎える和田久と城内政樹のコンビで参戦しているR'Qs MOTOR SPORTS。彼らは昨年、オートポリスで他車の追突を受ける形で大クラッシュし、マシンが全損となるアクシデントに見舞われた。そして今季は、Arnage Racingが走らせていたメルセデスAMG GT3を譲り受ける形で参戦を継続していた。
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しかし22号車は、富士でまたしても大きなアクシデントに見舞われた。38周目の100R立ち上がりで和田がコントロールを失い、いわゆる“イン巻き”状態でバリアに激突。左側の前後タイヤは外れ、運転席側のドアも壊れるなど大きな損傷があり、セッションは赤旗中断となったが、和田は幸い大きな怪我はなく、その後の精密検査でも異常はなかったという。
ただ、車両のダメージは甚大……チームは第3戦鈴鹿を欠場することとなった。リリースでは欠場について「現在の世界情勢等からドイツからのパーツの調達に時間を要する状況で、第3戦鈴鹿までのインターバルが短いため」と説明されている。黒田朋宏監督は、「きっちりとマシンを修復し、2022シーズン残りのレースに備えたい」とコメントしている。
またドライバーでありエントラント代表である和田は、関係各所に対する謝罪のコメントを寄せた。
「富士スピードウェイまで足を運んで観戦されていた観客の皆様、テレビ中継等でご覧になっておられた多くのスーパーGTファンの方々、また各チーム関係者の皆様に対して、車両のクラッシュ・赤旗中断によりコースの修復作業に時間がかかり、白熱していたレースの周回数が減ることとなり、お詫び申し上げます」
「クラッシュの原因を精査し、これからこのようなことが起こらないようにチーム一同とともに十分留意してまいります」
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