マクラーレンのランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPを3位でフィニッシュ。自身2度目の表彰台を獲得した。
ノリスは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)のクラッシュによりレースが赤旗中断となった後、再開時にソフトタイヤを履くことを選んだ。当初はこの戦略には自信を持てていなかったものの、正しい判断だったと感じていると語った。
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レースが再開される際、ノリスは3番手につけていた。首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、いずれもミディアムタイヤを選択。しかしセーフティカーラン中にフェルスタッペンはコースオフしかけ、ルクレールもミディアムタイヤの温まりに苦しみ、スタートダッシュを決められなかった。
ノリスはこの隙を突いてルクレールを攻略。2番手に浮上した。最終的には後方から追い上げたルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれはしたものの、ソフトタイヤを最後までもたせ、自身2度目のF1表彰台を手にした。
レース後、ノリスは再スタート時にソフトタイヤを履くことについて自信がなかったことを認めたが、結果的にはチームの判断が正しかったと称賛した。
「僕らはソフトを履くことを決めたが、タイヤを機能させ続けられるという自信はなかった。オーバーテイクするのは簡単ではなかったけど、それは正しい決断だったと思う」
そうノリスは語った。
「シャルルは、再スタートでマックスよりも前に行くかと思った。マックスはコースを外れたからね。でも彼(ルクレール)はそのタイミングを利用しなかった。そして再スタートが切られた時、彼はかなりホイールスピンしていた。それはミディアムタイヤと、彼らの決断のせいだ」
「僕らはソフトタイヤで行くことを選んだ。そして、いい蹴り出しができ、良い再スタートを切ることができた。それで、シャルルの前に出られたんだ。でも、最後の数周は厳しくなることは分かっていたから、再スタートの後1周目から、タイヤを労り始めたんだ」
「レッドブルやメルセデス、そしてフェラーリなど、普段はなかなか戦うことができないクルマとレースをするのは、素晴らしいことだ。彼らに対峙できるというのは良いね。将来的には、そういうシーンをもっと増やすことができたら良いと思っている」
ノリスは今回のグランプリでは、予選から好調な走りを披露。しかし予選Q3ではコース外走行があったとしてタイムが抹消され、7番グリッドからのスタートとなった。しかしそこから、混乱のレースを戦い抜き、表彰台に辿り着いた。
「全体として、予選Q3を除けば、チームにとっても自分自身にとっても、かなり満足できる週末だった」
そうノリスは語った。
「金曜日から土曜日にかけて、クルマを大幅に改良することができた。最高のスタートを切ることはできなかったけど、大幅に改善できたんだ」
「予選ではすごく良い仕事をしたように感じた。予選Q3ではポールポジションにかなり近付くことができた。事実上3番手。実際には7番手になった。僕からすれば完璧に近かったので、とても落ち込んだ。かなりの波乱に富んだレースで、今日3位に戻れたことは、自分にとってもやりがいがあったし、チームにとってはもっと重要なことだった」
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