ローマは「レースの匂い」がしないフェラーリ!?
フェラーリの新しい2ドアベルリネッタはイタリアの首都にちなんでローマと名づけられた。ローマはシンプルで美しいスタイリングの持ち主。現代のスーパースポーツが性能と引き換えに失いつつあったエレガンスをもう一度取り戻したかのようである。
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スタイリングは、ロングノーズ&ショートデッキの典型的なイタリアンクラシック。けれども、きれいにまとめ過ぎてはいない。そこがフェラーリ独特のスポーツ表現である。フロントノーズは鋭く尖っており、あくまで低い。2+2のキャビンはコンパクトにまとめられ、リアデッキも小さめだ。その代わり前後のフェンダーラインをグラマーに描いた。このあたり、美しい時代のフェラーリに共通するデザインのDNAを見つけることができる。ローマにはサイドフェンダーの「SFシールドエンブレム」は似合わない。そう、このクルマからはレースの匂いがしないのだ。
インテリアもエレガント。機能重視だった最近のフェラーリとは味わいが違う。デュアルコクピットスタイルと名づけられた室内は左右が美しく仕切られており、ドライビングに熱中することはもちろん、居心地そのものを楽しめる空間になっている。
V8ツインターボは620ps発生。トップスピードは320km/h!
メカニズムの注目ポイントはやはり、フロントミッドに積まれたパワートレーンだろう。3.9リッター直噴V8ツインターボエンジンの最高出力は620psにまで引き上げられ、新開発の8速DCTトランスミッションを組み合わせている。パフォーマンスは0~100km/h加速が3.4秒、トップスピードは320km/hに達する。
ローマの乗り味は「美女と野獣」が同居していた。街中をクルーズするような場面では、優雅なスタイリングそのままに洗練された走りに徹する。弾性の効いたソリッドな乗り心地で、扱いやすく、毎日でも乗りたくなる。乗り手を気遣う優しい馬である。
ところが、オープンロードで、マネッティーノ(ドライブモードセレクター)をコンフォートからスポーツ、さらにレースにチェンジすると野獣へと豹変した。ハンドリングは凄まじくシャープ。あまりのニンブル(=鋭敏)さに怖気づいてしまうほどだ。そのうえ低回転域からモリモリと湧き出るトルクが背中を押す。3000rpm以上で迫力を増すエグゾーストノートをBGMにしたドライビングは刺激たっぷり。高回転域のパワーがめくるめく快感となってドライバーを魅了する。まさに野生の悍馬である。
なるほどローマはひけらかさないドレスを着たマシンなのだ。フェラーリらしく実に奥が深い。
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みんなのコメント
最近のフェラーリの中ではダントツの色気だと思います。