■最新モデルと遜色ないほど高性能かつ安価なモデルを振り返る
2020年夏にトヨタ「GRヤリス」が発売予定で、久しぶりに超高性能コンパクトカーの登場とあって、大いに話題となっています。また、近々2020年モデルのシビック「タイプR」も発売される予定です。
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しかし、こうしたモデルは非常に高価で手が出しづらい状況となっています。
一方、中古車に目を向けると、性能的には一級品ながらも比較的な安価なモデルが存在。そこで、お買い得な高性能コンパクトカーを3車種ピックアップして紹介します。
●スバル「インプレッサ 2.0GT」
かつて、スバルを代表する高性能車といえば「インプレッサ WRX STI」でしたが、2011年から高性能なモデルは「WRX STI」として独立したため、現行のインプレッサはスバルのエントリーモデルとなっています。
2007年に発売された3代目では、最高峰にインプレッサ WRX STIが君臨していましたが、よりマイルドな高性能モデル「2.0GT」もラインナップ。
2.0GT(登場時は「S-GT」)は5ドアハッチバックのみに設定され、エンジンはWRX STIと同じく「EJ20型」2リッター水平対向4気筒ターボを搭載。最高出力250馬力とWRX STIよりもデチューンされていますが、十分にパワフルです。
トランスミッションは5速MTと4速ATが組み合わされ駆動方式はフルタイム4WDとし、1300kg台と比較的軽量な車体とあって、高い加速性能と運動性能を誇ります。なお、足まわりやブレーキはWRX STIほど強化されておらず、ソフトにセッティングされています。
ボディサイズは全長4415mm×全幅1740mm×全高1475mmと、扱いやすいサイズに収まっており、高性能ながら荷室も広く、使い勝手のよいクルマでした。
現在、中古車は100万円前後の価格帯で販売され、2.0GTはWRX STIほど目立たない存在ですが、高性能な実用車という点で優等生な1台といえます。
●ホンダ「シビック タイプRユーロ」
ホンダの高性能モデル「タイプR」シリーズは、1992年の「NSXタイプR」から始まり、1995年に「インテグラ タイプR」、1997年に「シビック タイプR」と、バリエーションを拡充して現在に至ります。
そして、2009年には欧州仕様のシビック3ドアハッチバック「シビック TYPE R EURO(タイプRユーロ)」が、台数限定で発売。
搭載されたエンジンは最高出力201馬力を誇る2リッター直列4気筒で、6速MTのみが組み合わされます。
また、専用チューンドサスペンション、18インチアルミホイール、専用エアロパーツのほか、本革巻ステアリング、アルミ製シフトノブ、メタル製スポーツペダル、専用バケットシートなどを装備していました。
一方、同時期に販売された国内生産の4ドアセダン版シビック タイプRは最高出力225馬力を発揮しており、スペック的に見劣りしていたことは否めません。
さらに、プラットフォームが「フィット」と同じだったため、リアサスペンションが廉価なトーションビーム式を採用していたことなど、シビック タイプRユーロはシリーズのなかでも異端なモデルとなっていました。
しかし、走り自体の評価は高く、シビック タイプRほど中古車価格は高騰していないため、いまならお買い得な高性能車かもしれません。
なお、中古車の価格は程度により幅がありますが、概ね150万円前後の価格帯です。
■いまは消えてしまったマツダのホットハッチ
●マツダ「マツダスピードアクセラ」
マツダのコンパクトカー「アクセラ」は、同社を代表する大衆車「ファミリア」の後継車として、2003年に発売されました。
バリエーションは、5ドアハッチバックの「アクセラスポーツ」と4ドアセダンの「アクセラセダン」があり、初代アクセラからアクセラスポーツをベースにした高性能版の「マツダスピードアクセラ」が設定されています。
2009年に2代目となったマツダスピードアクセラは、ボンネットにエアインテークが備わるなど、外観はよりアグレッシブに変身。
搭載されたエンジンは2.3リッター直列4気筒直噴ターボで最高出力は264馬力を発揮し、トランスミッションは6速MTのみと、硬派な仕様となっていました。
なお、マツダスピードアクセラはハイパワーなFFだったため、雨の日などはアクセルワークに気を使うほどのじゃじゃ馬な一面もあったようです。
現在、アクセラは「マツダ3」と名前を変えましたが、マツダスピードアクセラのような高性能モデルは、ラインナップしていません。
現在は120万円前後の価格帯を中心に、中古車が販売されています。
※ ※ ※
近年、高性能なコンパクトカーは数少なくなりました。海外メーカーでは比較的数が多いですが、国産車では2000年代に激減しました。
そうなると選択肢として中古車が浮上してきますが、日本では初年度登録から13年を経過すると自動車税と重量税が加算されます。
環境へ配慮して買い替えを促すという策ですが、古いクルマを大事に使うことが否定されているようで、自動車文化を育てるという流れからは逆行しているようです。
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