メルセデス・ベンツ日本は6月28日、2シーターオープンスポーツ「SLC」に、同モデルとして最後の限定車となる「SLCファイナルエディション」を設定し、販売を開始した。
メルセデス・ベンツSLCは、1996年に他メーカーに先駆けて電動開閉式ハードトップ「バリオトップ」を備えたオープンカーとして登場。「SLK」の名で3代目まで進化し、2016年の改良時に「SLC」へと名称が変更された。
このたび販売されるSLCファイナルエディションは、「SLC180スポーツ ファイナルエディション」(595万円)と、メルセデス-AMG仕様の「SLC43 ファイナルエディション」(989万円)の2タイプが設定される。
最大の特徴は、初代SLKをオマージュしたサンイエローのボディカラーを設定したこと。SLC180スポーツ ファイナルエディションでは、サンイエローのほかポーラーホワイト、オブシディアンブラック、ダイヤモンドホワイト、 セレナイトグレーの計5色から選ぶことができる。SLC43 ファイナルエディションはサンイエローのみの設定となる。
このほかSLC180スポーツ ファイナルエディションは、専用ハイグロス ブラックペイント18インチAMG 5スポークアルミホイールや、ブラックとシルバーパールの専用2トーンカラー・ナッパレザーシートを採用。また、カーボンパターンエンボスが入った専用シフトレバーやステアリングホイール、カーボンパターンのアルミニウムインテリアトリムなどを特別装備する。なおSLCの特徴的なオプション装備であるルーフトップの透過率を瞬時に変更可能なマジックスカイコントロールは今回の限定車でも選択可能となっている。
一方、SLC43 ファイナルエディションは、専用マットブラックペイント18インチAMG 5スポークアルミ ホイールのほか、ブラックとシルバーパールの専用2トーンカラーナッパレザーシート、SL 63と同様のデザインとなるAMG E-SELECTレバーと「AMG EDITION」ロゴが下部に配されるセンターマーキング付き専用デザインステアリングホイールを装備し、特別感が高められている。
デビュー時に大きな話題をさらい、一躍人気者となったオープン2シーター「SLC」(SLK)。生産が終了するのは残念だが、時間が経って復活する可能性も否定できない。SLCの購入を検討していた人や希少性を求めるオープンカーファンにとって、SLCファイナルエディションは要注目の存在となりそうだ。
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