WhatsApp共同創設者の苦悩?
十分な財力を持ち、複数台のポルシェを所有できるひとは、結局の所それらを十分に運転する時間がないという贅沢な悩みを抱えることになる。
「WhatsApp」共同創設者が出品したモデル すべての画像をみる
WhatsAppの共同創設者であるジャン・コウムもそのひとり。たくさんの稀少なドイツ車を手に入れたものの、それらに乗る時間がない。
というわけで、彼は自身が所有する稀少なシュトゥットガルト製マシンの中から10台を選び、3月にアメリア島で行われるグッティング&カンパニーのオークションに出品することにした。
出品されるモデルをこれからご紹介しよう。1990年代の象徴的な空冷モデル・トリオから、ほとんど新車同様の伝説的マシンも多く含まれている。
1992年製 ポルシェ964カレラRS
まずはコウムのポルシェ・コレクションから最も旧いモデルを。
1992年製ポルシェ964カレラRSは、グッティングのオークションに出品される4台の鮮やかなイエローで塗られたマシンの1台だ。
レースから生まれた90年代の軽量モデルで、オリジナル度が高い個体である。
1993年製 ポルシェ964カレラRS 3.8
さらに1年だけ新しく、はるかに稀少な964カレラRS 3.8は、わずか55台しか生産されていない。
サーキットから派生した間違いなく究極のポルシェで、パフォーマンス・アイコンと呼ぶに相応しく、最高出力304psを発生する。
WhatsAppの共同創設者が所有するのは、日本で新車として販売された個体で、最近発行された専門書でも紹介されている。
1995年製 ポルシェ993カレラRS 3.8
コウムが売却する90年代の伝説的ポルシェで最後を飾るのは、第2世代のRS 3.8。空冷カレラRS最後のモデルだ。
この個体は全てのインテリア・トリムを備えている。非の打ち所がない、オリジナル・コンディションで、ボディ・カラーは(言うまでもなく)イエローだ。
2008年製 ポルシェ997GT3 RS 3.6
時代は10年ほど飛ぶ。WhatsAppの共同創設者はアメリア島のオークションに4台の997クーペを出品する予定だ。
そのうち1台が、この素晴らしいGT3 RS 3.6。限られた台数のみが販売されたレース仕様の軽量モデルで後部座席は省略されている。
コウムが所有するRSグリーンの個体は、北米で販売された53台のうち1台。走行距離はわずか1万9000kmに過ぎない。
2010年製 ポルシェ997GT3 RS 3.6
次の997もレース仕様。パワフルな3.8ℓエンジンを搭載するだけでなく、カーボンセラミック・ディスク・ブレーキを装備し、目を引くブラック&レッドのカラーリングで仕上げられたGT3 RSだ。
ポルシェがこの革新的なマシンを発表する際に使用された個体である。
2011年製 ポルシェ997GT3 RS 4.0
もう1台のサーキット仕様997もGT3 RSだが、唯一4.0ℓエンジンを搭載している。最高のGT3マシンであり、間違いなくハイブリッド化前の時代における究極のポルシェである。
生産台数わずか600台のうち、158台のみが北米で販売された。だが、コウムにとってこの数は稀少なうちに入らない。
この個体は158台の中で唯一、カーボン・セラミック・ブレーキが装着されており、赤と黒のインテリアとスポーツ・シートを備える。
しかもなんと、走行距離は240km以下である。
2011年製 ポルシェ997GT2 RS
コウムがグッティングのオークションに出品する997で最後の1台はGT2 RS。
軽量化された車体に620psのエンジンを搭載し、生産台数はわずか500台。そのうち142台が北米に輸出された。
稀少なオプションのカーボンファイバー製フェンダーを装備し、新車同様のコンディションに保たれている。実質的には新車と変わらない。
走行距離は800km以下。
2015年製 ポルシェ918スパイダー・ヴァイザッハ
最近のモデルの中にも稀少な名車はある。この887psのハイブリッド・ハイパーカーは新車同様で、ヴァイザッハ・パフォーマンス・パッケージ付き(米国仕様では162台のみ)。
コウムはこの世界を震撼させたマシンを新車で購入したが、これまで32kmも走っていない。実質的には未使用と言えるだろう。
2016年製 ポルシェ・ケイマンGT4
もう1台の黄色い軽量レース仕様モデルはケイマンGT4。カーボンセラミック・ブレーキとカーボンファイバー製バケットシートが装着されており、インテリアのトリムと装備は省略されている。すべてパフォーマンスという名目のためだ。
これもコウムは新車で注文し、918よりは少しだけ多く走らせたようだ。それでも走行距離は800kmにも満たない。
2016年製 ポルシェ911R
最後にご紹介するのは非常にレアなポルシェ、3年前に限定生産された500psの4.0ℓエンジンを搭載する911Rだ。
既に伝説と化している、モータースポーツから誕生した比類なきスポーツカーだが、この個体はコウムが所有する多くのクルマと同様、驚くほど走行距離が少ない。
完全に工場出荷時のままで、パッキングやウィンドウに貼られたステッカーも残っている。
オーディオも省略した軽量仕様として注文された1台を、ほとんど新車で購入できるようなものだ。
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