■人気すぎて受注停止!?
2022年7月、トヨタは「ランドクルーザー(ランクル)」の受注を停止したことを公式ホームページで発表しました。理由は生産能力を大幅に上回るバックオーダーを抱えたためで、受注再開については今後の生産状況などを踏まえて改めて案内するとのことです。
【画像】新型「ランドクルーザー 300」は迫力満点! 赤内装がド派手でカッコイイ「GRスポーツ」の画像を見る(32枚)
「300系」あるいは「サンビャク」と型式で呼ばれることも多い新型ランクルの発売は2021年8月。7月1日より開始された事前予約から注文が殺到したことで納期に4年以上かかるともいわれており、その間にマイナーチェンジのひとつも実施されることも予想され、トヨタとしては受注停止せざるを得なかったのでしょう。
そんな圧倒的な人気を誇る新型ランクルですが、そのなかでもとくに人気の高いグレードはどれなのでしょうか。
新型ランクルのパワーユニットには3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンと、3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンの2種類があります。そしてガソリンエンジン搭載車には5つ、ディーゼルエンジン搭載車には2つ、合計で7グレードがラインナップされています。
ガソリンエンジン搭載車では、「GX」がエントリーグレードで唯一の5人乗り仕様。510万円ともっとも安価ではありますが、左右独立温度コントロールフルオートエアコンやプロジェクター式LEDヘッドランプ、LEDターンランプに加え、ディスプレイオーディオやTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが備わるなど装備は十分以上。先進安全技術の「トヨタ セーフティセンス」ももちろん標準で搭載されています。
二番目のグレードが「AX」で、こちらは「GX」より40万円高い550万円。大きな差は「AX」以上のグレードになるとサードシートが備わることで、乗車定員は7名になります。
装備面ではエアコンが左右だけでなく前後も独立してコントロールできるタイプになり、運転席にはパワーシートが奢られます。また、指紋認証スタートスイッチが標準となるのは、盗難の心配があるランクルでは嬉しいところでしょう。
中間グレードになるのが630万円の「VX」です。シート表皮が本革になりぐっと高級感が増すのが特徴で、前席にはシートヒーター機能とベンチレーション機能を装備。サードシートは電動格納タイプとなります。
細かい部分では、メーター中央のTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが4.2インチから大型の7インチに改められ、「トヨタセーフティセンス」の車線内走行を維持する機能がアップグレードされています。
■ダントツ人気「ZX」のガソリン車の装備は?
上級グレードにあたる「ZX」は、走行性能にも手が加わっています。他グレードでは18インチだったホイールが20インチへとグレードアップされ、路面状況などに応じてダンパーの減衰力を自動制御する「AVS」を搭載。リアにはトルセンLSDが装着されるなど、オンロードでの性能が高められています。
追加される快適装備はサンルーフやハンズフリーパワーバックドアが目立ったところです。エアロタイプバンパーが装着され、価格は「VX」より100万円アップし730万円になります。
現行モデルから新たに設定されたのが、悪路走破性能に磨きをかけた「GRスポーツ」です。
このグレードは「GX」から「ZX」までの装備が上積みされていくグレード展開とは異なり、770万円と「ZX」より高額でありながら、パワーバックドアのハンズフリー機能やLEDコーナリングランプが省かれるなど装備面では劣る部分もあります。
その一方でスタビライザー効果を電子制御で変化させる「E-KDSS」や電動デフロック、GR専用チューニングサスペンションが備わり、オンロードでの走行安定性とオフロードの走破性を高い次元で両立させているのが特徴です。
ディーゼル車は上記グレードのうち「ZX」(760万円)と「GRスポーツ」(800万円)がラインナップされています。
ディーゼル車は全車2列シートの5人乗りとなるため3列目シート関係の装備は省かれますが、そのほかの装備は基本的にガソリン車と変わりません。
唯一異なるのが、エンジンのこもり音などをスピーカーからの制御音で打ち消し静粛性を向上させる「アクティブノイズコントロール」がガソリン車にだけ備わることです。
人気のグレードについて都内の販売店スタッフは次のように話します。
「現在は受注停止となっておりますが、それまでにいただいたご注文でいえば圧倒的に『ZX』のガソリン車が多数です。次いで『GRスポーツ』ですが、こちらはディーゼルも非常に人気があります。
ご注文の際にはもちろんグレードやメーカーオプションといった装備・仕様をご指定いただくのですが、ご留意いただきたい点があります。ランクルの場合、とくに納期が長くなることもありまして、納車のころには一部改良を経て細かな装備や仕様が変更になっている可能性もありえるということです。
ご注文時にはあった装備や機能が納車時には設定されていない、あるいは仕様変更となっていることも絶対にないとはいいきれません。弊店ではご注文時にその旨の念書をいただいております」
※ ※ ※
本格派オフローダーとしての需要はもちろん、近年はオールマイティに使える高級車として支持されているランクルだけに、もっとも装備が充実した「ZX」に人気が集まるのは当然のことかもしれません。
ただ、ゴージャスな一方で唯一の大径20インチタイヤを履く「ZX」は、オンロード上の操縦性のみならず、見栄えも重視した特別なグレードということもできます。
そこまでは不要と考える向きには、1クラス下にあたる「VX」がオススメです。それというのも快適装備は「ZX」とあまり変わりがないぐらい充実しているのにも関わらず100万円ほど安く、265/65R18サイズのタイヤは乗り心地の面でも有利だからです。
「AX」はさらに80万円安いもののシートが本革ではなくヒーターやベンチレーション機能も付かないため、高級SUVに相応しい豊かさを求めるとやや物足りなさが残ります。
「VX」に12.3インチの大型センターディスプレイが備わる「T-Connectナビゲーションシステム」(37万5100円)とパワーバックドアのハンズフリー機能(7万7000円)をオプションで装着するのが、買い得感と満足感を両立した選択肢といえるのではないでしょうか。
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みんなのコメント
他だと1500万
発注は700万で、納車時ディーラーに1800万で即金買取してもらえば一番手取り早い。
ただディーラーに行くだけで1000万円もらって帰れる。