アストンマーチンは、2026年からのギヤボックス標準化を望んでいる。その実現は難しそうな状況だが、そうなればF1にとってコスト削減の”絶好の機会”を逃すことになると彼らは考えているようだ。
アストンマーチンは2026年からホンダとタッグを組み、ワークスのパワーユニット(PU)を手にする予定だ。そのため、2009年のフォースインディア時代から続いてきたメルセデスとのカスタマー契約は終了する。
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これに伴い、メルセデスから供給されてきたギヤボックスなどのパーツも、2026年以降は内製していく必要がある。チームも独自のトランスミッション部門を立ち上げてその準備を進めている。
アストンマーチンはギヤボックスの設計と生産に関連するコストに注目しているが、共通パーツの導入がすべてのチームのコストを削減する簡単な方法だと確信している。
F1は2019年、当初2021年に予定されていたレギュレーション変更に合わせてギヤボックス内部構造を共通化すること目指し、サプライヤーの入札を実施していた。だがこの際は、チームの反対によって却下された。
そして今のところ、2026年に向けて同様のギヤボックス標準化を目指そうという動きは一部に限られている。
「我々がギヤボックスの標準化を推進しているのは、それが予算制限がある環境において財政的に理にかなっているからだ」
フルバットはチームのウェブサイトのインタビューでそう語った。
「しかし、我々は厳しい反対に直面している。現実的にはすぐに実現することはないだろう。ただ、FIAが中間的な結論に到達する可能性はある」
「設計がもう少し規定化、軽量化、簡素化されるかもしれない」
「数年後に振り返った際に、トランスミッションの領域でコストを削減する絶好の機会を失ったと結論づけられることになるのではないかと思っている」
「ファンにとって(ギヤボックス)は見えないものだし、テクノロジーという点でもどのチームもほぼ同じだ。パフォーマンスへの影響もほんの少しだ」
「トランスミッションの面でコストを節約できれば、それをエアロ開発に再利用できる。それが現在、グリッド間の差を縮め、ショーを改善する唯一の方法だ」
フルバット曰く、アストンマーチンのトランスミッション部門は外部サプライヤーと協力してすでに増強されているという。
「このチームが最後にギヤボックスを自作したのは2008年だ。それ以来、状況は少しずつ変化している!」
「我々はこの分野で人材を募集し、能力を高めている。すでに多くの才能あるデザイナーを引き入れている」
「このプロジェクトに携わっているグループはまだ成長途中だが、社内のリソースと外部の業者を織り交ぜて行なわれている作業は急速に前進している」
「2026年というのは遠い未来のように思えるかもしれないが、エンジニアリングの面から言えば、本当にすぐそこまで来ているのだ」
アストンマーチンは多額の投資を行ない、新ファクトリーを建設。すでに一部の業務がこの新ファクトリーで行なわれているという。
「(次世代)レギュレーションに関しては現時点で、チームは新PUを補うために非常に空力効率の高いマシンを開発しなければならない」
「難しいことだが、どのチームも同じ状況にある。他よりいい仕事ができるかどうかは、我々次第だ」
「それは我々が成し遂げたいと思っていることの大部分を占めている。私がチームに加わったときには、新キャンパスはまだ存在していなかった。だから私は、施設を形作るために意見を述べることができた。研究開発のテストエリアや様々なリグのレイアウトを検討していたときのことを思い出す」
「建物のレイアウトや設備の仕様、さらには基礎の種類まで、多くの時間を費やして詳細に検討した。新キャンパスの第一段階は完成し、素晴らしい職場となっている」
「2025年初頭には、新キャンパスのポテンシャルをフルに発揮できるようになると思う。新しいギヤボックスのダイノ(テストベンチ)がフル稼働し、新しい風洞も来年後半には準備が整うだろう。全体として、それはゲームチェンジャーになるはずだ」
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間違い無く、レッドブルは 反対する