1月19日に閉幕した世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパンでは、特別カラーリングを施したマシンでWRC2クラスを戦ったTOKSPORT WRTのニコライ・グリアジンとコンスタンティンアレクサンドロフ組。今年、シーズンを通してマシンに掲載されてきた“藤原とうふ店(自家用)”のステッカーもラリージャパンでは健在だった。
このステッカーの元ネタは人気マンガ、頭文字Dに登場する主人公・藤原拓海の愛車トヨタ・スプリンタートレノAE86型(通称ハチロク)。藤原とうふ店(自家用)と入れられたハチロクで峠を攻めて腕を磨いた藤原に倣い、頭文字Dの大ファンであるグリアジンは、シュコダ・ファビアRSの両側面に同様のステッカーをつけたのだ。
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今季の開幕戦ラリー・モンテカルロでは、“藤原”の草冠が外れて“滕原”になってしまうトラブルもあったが、ステッカーは正しく修正されて最終戦ラリージャパンではクラス2位、総合8位で日本の峠を駆け抜けた。
グリアジンにこのステッカーを貼った理由について尋ねると、彼は次のように答えた。
「僕は頭文字Dが大好きだからね!」
「今年の初めからステッカーを付けていたんだけど、みんなの反応が本当に良くて驚いたよ」
このステッカーを付けていることで、日本の峠も速く走れたのでは? と訊くとグリアジンは「いや、僕はダウンヒルでの速さが足りなかったよ(笑)」と答えて、ある写真を嬉々として見せてくれた。
グリアジンが写真に収めたのは、ロードセクションで偶然遭遇したAE86とファビアRSの2ショット。今回グリアジンが見つけた1台は、藤原のAE86と同様にブラックとホワイトのツートンカラーだった。
また、グリアジンはInstagramのストーリーにも同様の写真を「峠に向けてハチロクと準備中」というキャプションと共に掲載。AE86が彼の憧れのクルマだと語った。
「昔GT86を持っていたけど、AE86は僕にとって夢の1台みたいなモノだね!」
「そっちには乗ったことがないけど、運転するのがかなり難しいって聞いたよ。GT86は本当にパワーがなかったけど、かなり楽しかったよ」
また、今回はマシンカラーリング自体も特別仕様。グリアジンのマシンにはラリージャパンの中心となった愛知県・豊田市の稲武小学校で実施されたコンテストの最優秀作品が施された。
特別カラーリングについてグリアジンは次のように説明した。
「コンテストを行なって、豊田市の子ども達に僕らのマシンカラーリングを作ってもらったんだ」
「それから僕らが一番良いモノを選んで、マシンに反映させたんだ」
「今回はある女の子がコンテストに勝った。彼女が描いてくれたのはドラゴンで、僕らはそれが気に入ったんだ」
「マシンに反映させるために、もう少しリアルにした。彼女の小さな夢を叶えてあげることができた。彼女もハッピーだし、みんながハッピーだった。みんなが1年を通して同じカラーリングで走っていることもあって、僕らも気に入っているよ」
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