次世代EVの新しいアイデアが数多く含まれる
レクサスは、革新的なフラッグシップ・バッテリーEVを2026年に発表する計画を組んでいる。2023年10月28日(土)から一般公開される「ジャパン・モビリティショー2023」では、その内容を予告するコンセプトカーがお披露目される見込みだ。
【画像】ドラマチックな内容へ期待 現行のレクサスとトヨタのEV スーパーカーのLFAも 全92枚
デザインやシャシー構造、パワートレイン技術などを刷新し、BMWやメルセデス・ベンツ、アウディなどと対峙するモデルラインナップが誕生する予定。今回のコンセプトカーには、それらへ盛り込まれる新しいアイデアが数多く含まれるとのこと。
レクサスの次期バッテリーEVは、現行型のUXやRZと殆ど関係性を持たないという。このコンセプトカーは、BMWが最近発表した「ビジョン・ノイエ・クラッセ」やメルセデス・ベンツの「CLAコンセプト」と近い意味合いを持つといえるだろう。
また親会社であるトヨタも、次世代バッテリーEVを2026年に発売するとアナウンスしている。駆動用バッテリーやモーターなど、電動パワートレインの飛躍的な技術向上と、新しい設計方針を導入することで、大幅な低価格化を目指すとしている。
レクサスは、2035年までにすべての提供車両をバッテリーEVへ切り替える方針を掲げている。モデルラインナップの刷新にも、トヨタの技術は活かされるに違いない。
革命的なモジュラー構造 運転の楽しさも
シャシー構造については、「モジュラー構造へ革命をもたらし、生産方式を大幅に改めます」。とレクサスは主張する。新しい車体の基礎構造、プラットフォームで実現するという。同社の関係者によると、コスト削減にも大きく貢献するそうだ。
車重を大幅に軽くすることが可能で、剛性も高まる。空間効率にも優れ、パワートレインやサスペンション、ステアリング系統を統合することでのメリットと相乗し、コスト的にも効率化が狙える。
ドライビング体験にも重点が置かれている。同社で主任技術者を努め、新CEOへ就任した渡辺剛氏は、「お客様を笑顔にするクルマを作ります」。と以前に発言している。
次期バッテリーEVには、鋭いコーナリングを実現する四輪トルクベクタリング技術、「ダイレクト4」を採用。リニアな操舵性を叶えるステアバイワイヤ・システムも導入し、ブランドらしい走り味、「レクサス・ドライビングテイスト」を追求するという。
インテリアは、空間にゆとりを与え、環境にも配慮される。新時代へ向けて、持続可能性が最も重要な課題になると、同社のCEOは認めている。ウルトラスエードなどのリサイクル素材が、高品質な内装の一部を構成することになる。
コンパクトな駆動用バッテリーとモーターを採用し、シートポジションは低くなる。それにより、広々とした車内空間がもたらされる。
新設計のソフトウェア・プラットフォームが実装され、使い勝手や機能性は大幅に改善するだろう。インターネットとのコネクティビティにも、高速で対応するはず。
航続距離は800km 2028年には1200km
今回のコンセプトカーに関して、事前に公開されている画像は限られるが、レクサスISへ近いサイズ感になる模様。大胆なスタイリングをまとい、全高は低く抑えられている。
フロントマスクは、スピンドルグリルからお別れ。シャープなLEDヘッドライトが与えられ、筋肉質なボンネットやフェンダーラインなどはV10エンジンのスーパーカー、LFAを彷彿とさせる。
ドアミラーはなく、スリムなカメラが突き出ている。これらは、空力特性の最適化や、高度なデジタル技術の導入を示すものといえるだろう。
期待の航続距離は、800kmへ届くようだ。次世代のリチウムイオン・バッテリーを採用し、高いエネルギー密度を実現しつつ、コストは従来品から40%も削減できるとうたわれる。バッテリーパックも小さく、厚みは100mmとのこと。
2027年から2028年までには、1000kmの航続距離を実現できる可能性があるそうだ。また2028年には、一度の充電で1200kmを走れる、ソリッドステート・バッテリーも実用化される計画にある。
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みんなのコメント
5年後に目指すとかwww
俺も2028年にプロゴルファー目指しますww
すでに昨年から1000キロ越えで現在は電費性能と充電性能の競争
5年後に1200キロは当たり前でこれを次世代でドラマチックとは・・・・笑われるな