雨により大荒れのレースとなったF1サンパウロGP決勝を制したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。なんと17番グリッドからの優勝。この結果に本人も大きな感情の起伏があったと明かした。
シーズン中盤のスペインGP以降、フェルスタッペンはグランプリ勝利が無いという状況で迎えたサンパウロGP。土曜日の大雨によって日曜日朝にずれ込んだ予選は、再び降雨の影響によりクラッシュが続出する波乱の展開となった。
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フェルスタッペンはQ2終盤に提示された赤旗によってアタックを完了できず。残り時間の都合によりセッションが早期終了し、Q3進出を逃すという状況に追い込まれた。加えて、フェルスタッペンはサンパウロGPでパワーユニットの内燃エンジン(ICE)を交換。規定数を越えた使用により5グリッド降格が言い渡され、17番手から雨の決勝レースに臨むこととなった。
しかしフェルスタッペンは決勝のオープニングラップで怒涛のオーバーテイクを見せると、2周目には入賞圏内までポジションを上げ、走りで運を手繰り寄せた。
他車がストップしたことによってバーチャル・セーフティカー(VSC)が提示されたタイミングで多くのドライバーがピットインを選択したが、フェルスタッペンはステイアウトを選んだ。これで同じ戦略を採ったアルピーヌ勢に挟まれる形で2番手にポジションを上げた。
その後雨脚が強まりセーフティカー(SC)が出動。そしてSCラン中にクラッシュを喫するマシンが出たことで赤旗中断となった。赤旗中断中はトラックポジションを失うことなくタイヤ交換が可能であり、ここでトップ3のアルピーヌ勢とフェルスタッペンはタイヤを履き替え、大きく順位を上げることができた。
赤旗からのリスタートでは2番手維持となったフェルスタッペンだが、レース中盤に出動した2回目のセーフティカー明けで、ターン1でオコンを仕留めて首位に立った。
それからフェルスタッペンは一人旅。ファステストラップを連発し、2位以下に19秒という大差をつけてトップチェッカーを受けた。そしてF1史上稀に見る17番手からの優勝に、ここ最近では珍しく雄叫びを上げた。
「今回の僕の感情はジェットコースターみたいだった」
フェルスタッペンはレースをそう振り返った。
「予選は本当に運が悪くて、赤旗の影響で17番手スタートになった。とてもタフなレースになることは分かっていた」
「でもトラブルを避けることができた。正しい判断を下し、冷静でいられた。そして僕らは飛ぶように速かった。そうしたことが全て合わさって、今回の結果に結びついたんだ」
「でもグリッド後方から勝てたなんて信じられないよ」
なお17番グリッドからスタートしての優勝は、2005年日本GPのキミ・ライコネン(マクラーレン)以来ということになる。
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