海外のCGアーティストが復活への期待を込めてエクステリアを大予想!
1980年代に大ヒットとなったホンダの2ドアクーペ、「プレリュード」が2020年代に復活したら? という期待を込めて作成されたCGを入手した。
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初代プレリュードは、ホンダのスペシャルティクーペとして1978年にデビュー。当時の国産車では珍しい電動サンルーフやスピードメーターとタコメーターが同心円上に表示される機構など、随所にかつてのホンダらしい“新しさ”が投入。CMキャラクターには、ホンダF1の第一期にドライバーを務めた元チャンピオン、ジョン・サーティーズを起用していた時期もある。ちなみにF1繋がりでいうと、4代目プレリュードのCMには日本でも絶大な人気を誇ったアイルトン・セナが起用されている。
1982年には、リトラクタブルヘッドライトを採用した2代目が登場。いまでいうABSや、ロー&ワイドなスタイリングの実現に貢献したダブルウイッシュボーン・フロントサスペンションといった技術を惜しみなく投入。CMではボレロのBGMをまとい颯爽と登場した2代目は「デートカー」の異名を大ヒット作となった。
そんなプレリュードも1996年に登場した5代目を最後に絶版となって久しいが、このほど海外のCGアーティスト氏がホンダのスペシャルティクーペ復活への期待を込めて「プレリュード・ビジョン・コンセプト」と「スパロー・クーペ・コンセプト」という2モデルのCGを制作した。
いずれも、ロー&ワイドなイメージを2~3代目プレリュードから継承。全体のエクステリアはトヨタの新生「スープラ」やコンセプトカーの「FT-1」を意識させる仕上がりだが、前者は筋肉質なリヤフェンダーにエアインテークを追加。「フェラーリFXX」にインスパイアされたスプリットスポイラーなどでアグレッシブなスポーツモデルらしさを強調。後者はサイドミラーを標準的デザインに変更。ボディはスリム化され、スポイラーなども削除して公道を意識したライトバージョンに仕上げられている。
いまや、2ドアクーペのカテゴリーは市場自体が世界的にも縮小。EVや自動運転車といった次世代モデルの開発が各メーカーで急務となっているだけに、現実のところプレリュード復活への道は険しい。しかし趣味性の高いモデルの開発には定評があるホンダだけに、復活させるとすれば、パワーユニットには現行「NSX」の高性能HVシステムなどを流用。前述のスープラや「日産GT-R」に匹敵する本格派となることを期待したい。
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