98ps/140Nmの1L直3ターボエンジンを搭載
11月5日、ダイハツは新型コンパクトSUV「ロッキー」を発売した。このモデルは、7月に発売された新型タントに続く、同社の新世代のクルマづくり「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の第二弾となる。なお、新型ロッキーはトヨタにOEM供給され、「ライズ」として発売された。
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●ダイハツ「ロッキー」モデルラインナップ
・L:1,705,000円(2WD)/1,944,800円(4WD)
・X:1,848,000円(2WD)/2,086,700円(4WD)
・G:2,002,000円(2WD)/2,224,200円(4WD)
・プレミアム:2,200,000円(2WD)/2,422,200円(4WD) ※価格は消費税込み
ロッキーという名はこれが初めてではない。1990年に誕生した初代ロッキーは1997年まで販売。5ナンバーサイズの小型ボディにラダーフレームを組み合わせたSUVで、1.6Lエンジンを搭載していたのだが、3ドアのみの設定だった。
このたび22年ぶりにネーミングが復活した、いわば2代目となるロッキーは5ドアボディで登場。5ナンバー枠に収まる小型のボディサイズは先代から受け継がれた。
新型のコンセプトは「アクティブ・ユースフル・コンパクト」。若々しくアクティブな生活を楽しむスタイル志向層をメインターゲットに、レジャーから買い物などの日常生活まで、幅広いシーンで活躍できるモデルを目指して開発された。
ボディは全長3995×全幅1695×全幅1620mm、ホイールベースは2525mmと、狭い路地などでも扱いやすいサイズ。4.9m(プレミアムとGは5.0m)の最小回転半径や、ヒップポイント655mmという見晴らしの良さも手伝って、高水準の取り回しやすさを実現した。
小型ボディの一方で、広い室内空間が確保されているのも新型の特色。これは軽自動車を起点としたDNGAだからこそ実現できたもので、カップルディスタンスは900mmを確保している。
通常時で369Lをマークするラゲッジルームは、最大755mmの荷室長さを誇るほか、後席には6対4の分割可倒機構を採用し、さらに荷室スペースを広げることができる。また、荷室は2段可変式デッキボードによって荷室床面の高さを変えることができるほか、荷室フロア下には最大80L分のアンダーラゲッジが設けられ、扱いやすさを高めている。
パワートレインは1機種。98ps/140Nmを発揮する1L直列3気筒ターボとCVTの組みあわせで、駆動方式は全グレードにFFと4WDを設定。WLTCモード燃費はFF車で18.6km/L、4WD車で17.4km/Lと発表された。
エクステリアは、安心を感じさせる厚みのあるロワボディと、薄く軽快なキャビンを支える張り出したフェンダーや大径タイヤ(16または17インチ)により、SUVらしさが強調され、躍動感のある雰囲気を放つ。
インテリアは、シルバー加飾を施した背の高いフロントコンソールや、高い位置にあるスポーティなシフトセレクター、コックピットタイプのインパネデザインにより、SUVらしいワクワクする空間を表現。GやXグレードには随所にレッドアクセントが施され、アクティブ感がさらに強調されている。
4種類の表示デザインをステアリングスイッチの操作で切り替えられる「アクティブ マルチインフォメーションメーター」(Lを除く全車に標準装備)は、先進性やプレミアム感が表現され、新型の先進感を高めるのにひと役買っている。
最上級グレードのプレミアムには、革巻きのステアリングホイールやシフトノブ、そしてソフトレザー調のシート表皮を採用するとともに、ブラックやシルバーの加飾が用いられ、上質感が追求された。
運転支援システムとしては、10種類の機能で構成される先進予防安全機能の「スマートアシスト」、そして7種類の運転サポート機能を持つ「スマートアシストプラス」を搭載。さらに後方確認をサポートする2種類の新機能が採用されている。
コネクテッド技術では、「ダイハツコネクトサービス」と「ダイハツWi-Fi」、「スマホアプリ連携」という3つのサービスで構成する「ダイハツコネクト」を採用。安心・便利なカーライフのサポートも万全だ。
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