今週末にシルバーストン・サーキットで開催されるF1イギリスGP。しかし、シルバーストンでのレース開催は来年までの契約となっており、その将来は不透明なままだ。そんな中、F1オーナーであるリバティ・メディアは、ロンドンでのグランプリ開催を望んでいると、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは語った。
元々、シルバーストンはF1イギリスGPの開催契約を2026年まで持っていた。しかし昨年、サーキットのオーナーである英国レーシングドライバーズクラブ(BRDC)は、契約の早期終了条項を行使することを決断。2020年以降のグランプリ開催が白紙となった。
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契約解除の動機は、年々高騰する開催権料を支払い続けることが財政的に不可能であることだった。BRDCは以前F1を支配していたバーニー・エクレストン時代に結ばれた契約を一旦破棄し、新たにF1のオーナーとなったリバティ・メディアと新たな契約を結ぼうとしたわけだ。
しかし、新たな契約締結の話は一向に聞こえてきていない。シルバーストンでのF1開催は来年のイギリスGPがラストとなる可能性がある中で、リバティはロンドンでのF1開催を真剣に検討していると、ホーナーは示唆した。
イギリスGPに先立ち行われたレッドブルのメディアイベントで、ホーナーはシルバーストンが新しい契約を締結することを望んでおり、英国での2レース目として、ロンドンGPを開催するのがベストシナリオだと話した。
「シルバーストンは、英国でのモータースポーツの本拠地だと思う」
「素晴らしいトラックだ。今はサーキットへのアクセスもすごく良くなっているし、多くのファンが観戦に訪れる。今年も、チケットが売り切れるほど多くのファンを目にすることになると思う」
「今週末、BRDCとリバティが話し合いを行い、ファンとの関わりがより良くなるように、そしてF1をより盛り上げていくために何ができるかを議論するようだ」
「リバティの中には、ロンドンでのストリートレース実現という願望があると思う。そして、シルバーストンでのイギリスGPと、ロンドンでのストリートレースが共存できれば理想的だと私は思っている。しかし、F1開催を巡る競争はとても激しい。イギリスで2レースを行うのは難しいだろう」
ロンドンでのレースは現実的だと思うかと訊かれると、ホーナーは「リバティなら、そうだと思う」と答えた。
「マイアミでのレース開催に関する議論を見る限り、彼らは重要な市場で様々なタイプのモデルを検討している。ある年はロンドンでレースをして、またある年はパリでレースをする。そういったことを考えない理由はないだろう?」
「素晴らしい都市がF1の開催地になる。とても人気が高いレースを、人々に提供することにもなる。シーズンのベストレースのうちのいくつかは、ストリートサーキットになることが多いからね」
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