現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > NISMOを待ってた人は誰も買えない! フェアレディZ好き涙の「出るなら先に言ってよ」の声

ここから本文です

NISMOを待ってた人は誰も買えない! フェアレディZ好き涙の「出るなら先に言ってよ」の声

掲載 135
NISMOを待ってた人は誰も買えない! フェアレディZ好き涙の「出るなら先に言ってよ」の声

 この記事をまとめると

■日産の新型フェアレディZの納車が進んでいない

「リバイバルモデル」や「初代オマージュ」には何の意味がある? 当時モノの中古車じゃダメな理由とは

■1カ月あたりに100台に満たない台数しか登録されていないのが実情だ

■納期遅延のなかで2024年モデルとニスモ仕様車が登場しておりファンが動揺している

 後出しジャンケンみたいな売り方にファン憤慨

 日産フェアレディZは日本を代表する生粋のスポーツカーだが、現行型を発売した直後の2022年8月には受注を停止していた。需要に日本仕様の生産規模が追い付かず、納期が伸びたためだ。2023年におけるフェアレディZの登録台数を見ると、1カ月当たり80~90台だが、これはすべて発売直後に受注した車両だ。納車待ちのユーザーが膨大にいるため、2023年12月下旬時点でも、受注を再開できていない。すでに1年以上にわたってフェアレディZを買えない状態が続いており、これでは実質的に存在しないのと同じだ。

 それなのにフェアレディZは、受注を停止している2023年8月に2024年モデルを発表した。フェアレディZの契約を済ませたユーザーとしては、納車を待っている間に2024年モデルに切り替わったことになる。しかも2022年に受注を開始したときに比べて、価格も高くなった。

 さらに、フェアレディZの2024年モデルには、フェアレディZニスモも加わっている。ニスモは専用のチューニングを行って、最高出力は標準グレードの405馬力から420馬力に、最大トルクも48.4kg-mから53.0kg-mに向上している。ボディ剛性、サスペンションのスプリングレートやショックアブソーバーの減衰力なども変更を受けた。

 納車を待つユーザーの間では「顧客を1年以上も待たせておきながら、さらに新しい仕様を加えるのか?」という不満も生じるだろう。また、フェアレディZは生粋のスポーツカーだから、すでに注文したユーザーのなかには、「ニスモがあるなら、それを買いたかった」という人もいるに違いない。

 この点を販売店に尋ねると、以下のように返答された。

「フェアレディZニスモの販売は、すでにフェアレディZを注文されているお客さまのなかから、抽選で決める。新規のお客さまに売ることはない」

 この方法なら、フェアレディZをすでに注文したユーザーから不満が生じることははないだろう。ただし、もともとフェアレディZに詳しい人なら、ニスモが追加されることも予想できた。「ニスモが追加されたら注文しよう」と考えていたユーザーにとっては、予想外の展開になる。「ニスモの追加と、既存グレードの納車を待つ人に売る方法を、予め明らかにして欲しかった」と思うだろう。

 納期が遅延して受注を停止させている車種では、フェアレディZに限らず、納車を待つ間に改良やマイナーチェンジを行う可能性がある。これらの車種の大半は、趣味性の強い高価格のSUV、ミニバン、スポーツカーなどだから、ユーザーも寛容で改良に伴う価格アップなども許容するかも知れない。

 しかし、メーカーはそこに甘んじてはならない。納期の遅延は顧客満足度を低下させ、転売による中古車価格の高騰も招く。常識的な納期で納車できることも商品力の大切な要素だから、車両の開発や生産も、そこまで見越して行わねばならない。

こんな記事も読まれています

全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
くるまのニュース
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
レスポンス
1000台限定・導入記念特別価格を見逃すな!「BYDシール」日本での正規販売開始、”e-スポーツセダン”ジャンル確立を目指す
1000台限定・導入記念特別価格を見逃すな!「BYDシール」日本での正規販売開始、”e-スポーツセダン”ジャンル確立を目指す
LE VOLANT CARSMEET WEB
セバスチャン・オジェ、レッキ中の交通事故でラリー・ポーランド欠場。ロバンペラが代役出場へ
セバスチャン・オジェ、レッキ中の交通事故でラリー・ポーランド欠場。ロバンペラが代役出場へ
motorsport.com 日本版
アルボン「昨年と比べるとクルマは大幅に進歩し、レースを通じて正しい選択と判断ができた」:ウイリアムズ F1第10戦決勝
アルボン「昨年と比べるとクルマは大幅に進歩し、レースを通じて正しい選択と判断ができた」:ウイリアムズ F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
くるまのニュース
10年ぶりの勝利を目指すチームWRT、スパ24時間で使用するBMWのマシンカラーリングを公開
10年ぶりの勝利を目指すチームWRT、スパ24時間で使用するBMWのマシンカラーリングを公開
AUTOSPORT web
周冠宇「13位は僕らの望める最善の結果。これまでよりドライブが楽で、大きな前進だ」:キック・ザウバー F1第10戦決勝
周冠宇「13位は僕らの望める最善の結果。これまでよりドライブが楽で、大きな前進だ」:キック・ザウバー F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
【跳ね馬4ドアモデルが受賞】 工業デザイン分野の権威ある賞に「フェラーリ・プロサングエ」
【跳ね馬4ドアモデルが受賞】 工業デザイン分野の権威ある賞に「フェラーリ・プロサングエ」
AUTOCAR JAPAN
隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも
隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも
Merkmal
雨のなか、同一箇所で計4台がコースオフ。太田格之進「死の恐怖を感じるくらいでした」/SF第3戦SUGO
雨のなか、同一箇所で計4台がコースオフ。太田格之進「死の恐怖を感じるくらいでした」/SF第3戦SUGO
AUTOSPORT web
アロンソ「母国のファンの前で無得点に終わり残念。改善を目指し努力を続ける」:アストンマーティン F1第10戦決勝
アロンソ「母国のファンの前で無得点に終わり残念。改善を目指し努力を続ける」:アストンマーティン F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
大雨で終盤に赤旗中断。波乱のワトキンス・グレン6時間をポルシェ7号車が制し今季2勝目/IMSA第6戦
大雨で終盤に赤旗中断。波乱のワトキンス・グレン6時間をポルシェ7号車が制し今季2勝目/IMSA第6戦
AUTOSPORT web
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
くるまのニュース
工具のハナシ 「スパナ」と「メガネ」どう使い分ける?
工具のハナシ 「スパナ」と「メガネ」どう使い分ける?
バイクのニュース
ヒュルケンベルグ「競争力のあるペースを維持できて満足。今後は予選を改善しないと」:ハース F1第10戦決勝
ヒュルケンベルグ「競争力のあるペースを維持できて満足。今後は予選を改善しないと」:ハース F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
シビれるほどに[精悍な]クロスオーバーSUV!! 40キロ超えの鬼トルクが人気の[プジョー 3008]
シビれるほどに[精悍な]クロスオーバーSUV!! 40キロ超えの鬼トルクが人気の[プジョー 3008]
ベストカーWeb
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
Auto Messe Web

みんなのコメント

135件
  • ncc********
    最低ですね。
    ずっと日産車に乗っているけど、e-POWERとBEVだけに力を入れている状況を見ると、次は他のメーカーにします。
  • ae1********
    買えない車を出してどうするんでしょう?
    一部のパーツ屋さんとレース用に販売してる様にしか見えない・・・
    自分も予約断られましたから
    年齢的にも日産で車を買う事は無いな!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.03300.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.03300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村