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ダンロップ・エナセーブ・ネクストIII発表 ファルケンはホワイトレター・タイヤ展示 TMS2019

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ダンロップ・エナセーブ・ネクストIII発表 ファルケンはホワイトレター・タイヤ展示 TMS2019

住友ゴム 山本悟社長が登壇

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)/編集部

【画像】東京ショー 住友ゴムブース 全16枚

ダンロップとファルケンという2ブランドを展開していることで知られる住友ゴムは、東京モーターショー2019において、過去から現在そして未来へと続くダンロップの社会課題解決への取り組みを紹介した。

持続可能なモビリティ社会の実現に向け、「SMART TYRE CONCEPT」を掲げながら進めているタイヤの技術開発や、ソリューション・サービスの最新技術/将来技術の展示などを通してワクワクする未来を訴求したのだ。

プレスカンファレンスに登壇した住友ゴム工業株式会社 山本悟 代表取締役社長によると、2020年は真のグローバル・プレイヤーになるために新市場に挑戦し、拠点を整備。それに加え、飽くなき技術革新を行い、時代に先駆ける商品開発を続けていくという。

MaaS社会に向けて

ダンロップは2013年に世界初の100%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ100」をリリースするなど、環境問題にも積極的に取り組んできた。

しかし、来たるべきMaaS社会(100年に一度と言われるモビリティ社会の大変革。MaaSはMobility as a Service)に向け、クルマに求められる価値観が変わることを予測。

カーシェアリングやライドシェアなど、クルマの所有から使用への転換が進む現在。
新しいモビリティがタイヤに求める価値は、自動運転対応、ソリューションの提供、そして、タイヤの摩耗、経年による性能低下を抑制し、新品時の性能を長く持続させる性能持続技術や商品ライフサイクル全体で環境性能を高めて循環型社会の実現に寄与するライフサイクル・アセスメントという3つであると見極めた。

さらに各種エコシステムとの連携も大切な要素であると判断したそうだ。

エナセーブNEXT III 12/1発売

前記の要素を具現化したタイヤとして、12月1日から新発売されるのが、ウェットグリップ性能の低下をほぼ半減させたダンロップのフラッグシップ低燃費タイヤ「エナセーブ NEXT III(ネクスト・スリー)」。

このタイヤには、従来のポリマーとは全く異なる水素添加ポリマー(性能持続技術)が用いられる。

また、高機能バイオマス素材であるセルロースナノファイバーを世界で初めてタイヤに採用することで、環境負荷の低減や低炭素社会の実現に貢献している。

ウェットグリップ 低下を半減

改めて説明するまでもなく、タイヤは使用による摩耗や経年により、新品時の性能が次第に低下していくが、住友ゴムは独自のAI技術「Tyre Leap AI Analysis」と新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を駆使し、タイヤの摩耗や経年による性能低下のメカニズムを分子レベルで解明。

ゴム内部の分子の強い結合力と、切れても戻る結合を実現し、ウェットグリップ性能の低下を従来品と比べてほぼ半減させたのだ。

また、センサーを使用し、タイヤの空気圧と温度を監視することでパンクなどのトラブル発生時のメンテナンスに対応した「タイヤ空気圧管理ソリューション・サービス」を2020年に展開することも見据えており、スマートフォンとダイレクトに連携し、アラートを直接受信できるようにして、将来的には個人向けサービスとしても展開したいとのことだった。

人気のホワイトレター

ファルケン・エリアでは、ブランド・コンセプトを体現した車両、ジープ・ラングラーが来場者を出迎える。

最新タイヤ・ラインナップとして、多彩な路面で高性能を引き出すオールラウンドタイプ4×4タイヤの「ファルケン・ワイルドピークA/T3W」、ファッション性の高いホワイトレターを採用し、ワンボックスカーの走りと楽しさをオシャレに演出するVAN用タイヤ「ファルケンW11」などの展示が行われ、若々しさや躍動感が演出された。

市場変化を新たなチャンスに

MaaSが浸透していくこれからのモビリティ社会。これまでとは異なるサービスが必要とされるため、住友ゴムはIoTやAI技術の革新による市場変化を新たな事業機会であると捉えている。

新しい時代と新しいモビリティ社会のためのタイヤおよびその周辺サービスを提供する、付加価値を備えたモノづくりの会社へと進化していくそうだ。

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