積算5587km ステアリングのタッチセンサー
text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
<span>【画像】最新 8代目フォルクスワーゲン・ゴルフ GTIとR、ヴァリアントも 全95枚</span>
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
長期テストの車両がフォルクスワーゲン・ゴルフGTIに切り替わった。積算の走行距離も一度リセットだ。このGTIには、今まで乗っていた1.5 eTSI ライフより上質なインテリアが与えられている。ステアリングホイールには、タッチセンサーも付く。
直感的に理解しやすいレイアウトだが、不意に触れてしまうこともあるようだ。気がついたら、ステアリングホイールのヒーターがオンになっていた。まだ、そこまで寒い季節ではないのに。
積算6899km GTIで18.0km/L超え
友人の1人が、8代目ゴルフのGTIに乗っている。彼は長距離を自動車通勤しているのだが、18.8km/Lという燃費記録を自慢気にSNSへ載せていた。それに影響を受け、最近は筆者も低燃費にトライしている。
今のところ最も良い数字が出たのは、204kmを穏やかに旅行した時の、17.5km/Lというもの。ホットハッチとしてかなりの高効率だといえる。別の新たな楽しみ方でもある。18.0km/L超えを目指して、しばらく頑張ってみたい。
積算7084km グーグルマップの代替ルート
いざクルマで出発しようとして、ウンザリする時はないだろうか。グーグルマップで提案されたルートが、渋滞を示す褐色に染まっている状況に。到着時間は予定よりだいぶ遅れてしまう。
しかし、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIに乗るようになってから、筆者の受け止め方は少し変わった。グーグルマップは渋滞していると、しばしば代替ルートを提案してくれる。そのルートは、ゴルフGTIにピッタリということが少なくないからだ。
高速が渋滞なら、スポーツモードで一般道
実際、最近も何度か経験している。英国中部のクルーにある、ベントレー本社を訪ねた時もそうだった。ロンドンからは300km弱離れているが、高速のM40号線とM6号線を使えば、数時間という行程になる。
行きは、約3時間の高速道路。アダプティブ・クルーズコントロールをオンにし、快適なシートと乗り心地に浸っていられた。峠道がお似合いのゴルフGTIだが、高速道路の巡航走行も、かなりの得意分野といえる。
本社では、フォルクスワーゲン・グループとして遠い親戚に当たる、レーシングカーにも出会うことができた。2003年のル・マン24時間レースを制した、ベントレー・スピード8を筆頭に。
イベントが終了し、渋々クルーを後にしようとゴルフGTIに乗ると、ウンザリするようなルート案内が待っていた。南下する高速道路は、途中が真っ赤に染まっていた。M6号線が事故の影響で通行止めになり、かなりの渋滞が発生していた。
そこでグーグルマップが提案してくれたのが、少し南下したスタッフォード付近で高速のM6号から外れて、一般道を迂回するというもの。筆者はゴルフGTIをスポーツモードにし、一般道を走ることにした。
ドライバーの遊び心を駆り立ててくれる
ゴルフGTIは、高速道路と同じくらい、地方の一般道も快適に走れる。そして、本当に運転が楽しい。乗り心地はしなやかで、ドライバーの遊び心を駆り立ててくれるように、充分にパワフルでもある。
限界領域まで攻め込まずとも、しっかりしたフィードバックで、自信と充足感を与えてくれる。途中でM6号線に合流し直したが、1時間ほど遠回りしたということも、まったく気にならなかった。
その数週間後、英国西部のペンブルックシャーへ、母を連れて行った時も同様だった。幼馴染と再開する、ささやかな会合があった。
母は久しぶりに海岸沿いの町を訪ねることができ、喜んでいた。筆者もウェールズ地方に広がるカーブの続く道を、存分に楽しんだ。
その帰り、グーグルマップはM4号線とM5号線が途中で渋滞していることを教えてくれた。提案してくれた代替ルートは、素晴らしい道が伸びるブレコン・ビーコンズ国立公園を経由するというもの。
想定していなかった道だったが、筆者もGTIも、まったく反対する理由はない。景色は壮大で、道路は絶好。ゴルフGTIにとって、理想的な帰路になったことはいうまでもない。
想定通りの道なら、この上ない喜び
確かに最新のフォルクスワーゲン・ゴルフGTIは、完璧ではないかもしれない。インフォテインメント・システムのタッチモニターやセンサーは、ちょっと扱いにくい。サスペンションは少々硬く、路面によっては不快に感じることもある。
だが、クルマの想定通りの道を走らせれば、この上ない喜びを与えてくれる。予定より長くなる移動時間を、忘れてしまうほど。急がば回れは、ゴルフGTIにも当てはまる。
テストデータ
気に入っているトコロ
ドライビングポジション:何台かのSUVに試乗してからゴルフGTIのシートに座ると、適度に低く落ち着いた環境がうれしかった。本当にドライビングポジションは素晴らしい。
気に入らないトコロ
インフォテインメント:時々、英国仕様のインフォテインメント・システムは、イライラするほど反応が鈍くなる。道案内だけでなく、スマートフォンと接続するアップル・カープレイも。
テスト車について
モデル名:フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI(英国仕様)
新車価格:3万3525ポンド(509万円)
テスト車の価格:3万7230ポンド(565万円)
テストの記録
燃費:15.5km/L
故障:なし
出費:なし
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