29歳で、中古のフェラーリを購入したGQ JAPANライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第13回は路上で止まった話。
異常振動の果てに
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.28──フォード・フォーカスRS Mk3
劣化したバルブステムシールなどを交換し、調子を取り戻したわがコルベット。気になっていた白煙の噴出も解消された上に、トランスミッションの変速ショックも緩和され、走らせるのが断然楽しくなった。
が、35年落ちのコルベットである。いくら前オーナーが丁寧に扱っていたとはいえ、一筋縄ではいかない。
埼玉県戸田市にある「PACIFIC COAST HWY(パシフィックコーストハイウェイ)」から自宅に戻ってきた数日後、いざクルマを動かそうとするとステアリングを切るたびに「ギーギー」と盛大な異音が発生するようになった。
とはいえ、操舵力に変化は感じられない。パワー・ステアリングに何らかの異常があるのかもしれないが、現状、異音以外は問題なさそうだ。
放っておくのも不安なので、早速、PACIFIC COAST HWYの大山崇さんに連絡した。「とりあえず、持ってきてよ」とのことで、日程を調整した。
8月中旬、入庫のため、自宅を出発した。その前に仕事で引き取らなくてはいけないクルマの鍵があったので、汐留に立ち寄った。担当者が休日だったにもかかわらず、わざわざ自宅から汐留まで来てくださったので「それだったら自宅の近くまで送りますよ!」と、提案。コルベットを東京都江東区のほうへ走らせた。
担当者を見送り、いざ、埼玉へ! と、クルマを走らせるも5分ほどすると怪しい振動が発生。ステアリング・ホイールがブルブルと震え始めたと思ったらクルマ全体が揺れ動く。
これはおかしい! と、思い、永代通りの路肩にクルマを寄せた。いったんエンジンを止め、再度掛けようとキーを捻っても、うんともすんとも言わない。しばらく時間をおいてあらためてキーを捻っても、結果は変わらず掛からない。
まさか入庫に行くその日にクルマが止まるとは……
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早速、JAFを呼ぶと、なんと運良く20分ほどでやってきた。
早速調べると、バッテリー上がりではなく、オルタネーター(発電機)のトラブルが原因とのこと。「おそらく経年劣化で壊れたんでしょうね」とは担当者の弁。ジャンプスタートで再始動できたものの、走らせると、またどこかで止まる可能性が高いそうで、レッカーでPACIFIC COAST HWYへ向かう。
と、ここで問題が。JAFではレッカー移動は15kmまでしか無料にならず、以降は1kmあたり別途費用が発生する。PACIFIC COAST HWYまでは約28kmあり、数千円ほど支払わなくてはならない。
「もしかすると自動車保険に付帯するロードサービスを利用されたほうがいいかもしれません」
調べると、ぼくが加入しているチューリッヒの自動車保険は、100kmまで無料という。JAFからは「そちらに頼んでいただいても大丈夫ですよ」と、快諾いただいたので、あらためてチューリッヒのロードサービスに問い合わせた。
しかし、JAFとは違い、なかなかレッカーはやってこない。夏休みシーズンということで、混み合っているらしい。近くに飲食店やコンビニがないうえに、クルマを放置したまま出かけると駐車禁止(駐禁)違反を切られる可能性も高いので、猛暑のなかひたすらコルベットの横で待つことに……。
約1時間後、ようやくやってきた積載車は“神”のように見えた。もう1度エンジンを掛け、クルマを載せていく。もしエンジンが掛からなかった場合は、電動のウインチを使い引っ張るそうだ。
クルマを積載車に預け、筆者は公共交通機関で向かうことに。このときの交通費もチューリッヒに申請すれば支払われるという。
PACIFIC COAST HWYに到着したわがコルベットは、エンジンが問題なく掛かったので、自走でファクトリー内へ。はたして直るのか? 次週、リポートする!
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みんなのコメント
オイルフィルターが外れなくなるまで交換しないで放置してたのに?
車の良さが全く伝わらない記事。
車が可哀想だ。はやく手放した方が車のため。