7月17日、WRC世界ラリー選手権第7戦エストニアは競技3日目を迎えた。このデイ3ではSS10~18が行われ、初日からラリーの総合首位に立っているカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が順位をキープしながら後続へのギャップを広げてみせた。
優勝の大本命と目されていたオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)のデイリタイアという波乱に始まったラリー・エストニアは土曜日のデイ3を迎え、今大会で新たに設定された4つのステージと、初日のSS1の再走ステージの計9本のSSで争われた。
首位ロバンペラ「このポジションにいることができて嬉しい」/WRC第7戦エストニア デイ3後コメント
この日のオープニングステージを制した20歳のロバンペラは、その後も安定したペースでステージトップ5タイムを刻み続けた。午前中のループを終えた段階で、2番手につけるクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)とのギャップを前日終了時の8.5秒から35.7秒に広げると、深い轍が刻まれた午後のループでも余裕のある走りで5つのSSをクリアし、1日の終わりにはその差を50.7秒にまで拡大させている。
「昨日はタイムギャップが小さかったが、今日はそれを大きくすることができた」と語るのは、ヤリ-マティ・ラトバラ(TGR WRT代表)が持つWRC史上最年少優勝記録の更新に近づいたロバンペラ。
「今朝の最初のステージ(SS10)に向けてたくさんの準備をしていたんだ。そこが大きな違いを生み出せるステージだと思っていたからね」
その言葉どおりロバンペラは、このステージだけでブリーンを14秒引き離している。
「まだまだ距離が残っていたので安心はできなかったが、その後はもう少し落ち着いて走ることができたよ」
前回大会と同じポジションに匹敵する総合2番手で最終日を迎えることとなったブリーンは、デイ3の最終ステージとなったSS18で、右コーナーのイン側にあった大きな岩にクルマをヒットさせてしまう。
このアクシデントによって彼のi20クーペはオイル漏れを起こし、さらにサスペンションにもダメージを受けた。しかし、幸いにもステージがサービスパークのすぐ近くであったことから難を逃れている。
■ヌービルとオジエの3番手争いが白熱
そのブリーンのチームメイトであるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)は前日に3番手に浮上したものの、4番手につけるセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)との差はわずか6秒という接戦。両名の表彰台をかけた争いはこの日も熱を帯び、午前のループでは互いに一歩も引かずその差は4.5秒に。
しかし、午後になるとヌービルが7冠王者を徐々に引き離す展開となり、1日の最後にはSS17でステージウインを飾ったベルギー人が17.9秒のマージンを築いてみせた。
SS18でベストタイムをマークしたオジエは総合4番手。そこから23.4秒遅れてエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が5番手につけ、以下、テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)、ピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)、アレクサンダー・ルキヤナク(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)、アンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)、マッズ・オストベルグ(シトロエンC3ラリー2)が続き、トップ10オーダーを形成した。
前日のデイリタイアからラリーに復帰したタナクは抜群のスピードを披露した。このエストニア人はSS11から6ステージ連続でベストタイムを記録してみせ、総合36番手ながら光る走りで地元ファンにその勇姿を届けている。同じくデイ3に再出走を果たしたMスポーツのガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)は総合38番手となった。
ロバンペラによるWRC史上最年少優勝記録の更新が懸かる18日(日)のデイ4は、3本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行するスケジュールが組まれている。この内、SS21の再走ステージとなる最終SS24“タルトゥ・バルド2”は、トップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられるパワーステージだ。6本のSSの合計距離は52.10km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は291.42kmとなる。
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