2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPで4回目のポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は予選直後のインタビューで「今回はロングランのペースもある」と、決勝レースに向けて自信満々だった。しかし、ルクレールに“四度目の正直”はなかった。
それでもレース序盤は、ルクレールが優勢だった。6周目あたりまでは1秒前後で食い下がっていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を、ジリジリと引き離す展開。15周目には最大6秒まで、その差を広げていた。
【ポイントランキング】2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP終了時点
しかし、ピアストリの1周後の17周目にルクレールはピットインに向かい、コース復帰した時には、両者の差は一気に1.1秒まで縮まっていた。これがルクレールにとってひとつめの誤算だった。
そしてふたつめの誤算は、履き替えたハードタイヤがすぐにグリップを失ったことだ。フェラーリ陣営が自信を持っていた優れたロングランペースは、あくまでミディアムでのものだった。20周目にあっさり抜かれてからは、先行するマクラーレンの乱流をまともに受け、タイヤのダメージはさらにひどくなった。
一方、ピアストリ側の視点からレースを振り返れば、フェラーリとは対照的にミディアムでもハードでも速かったのが勝因のひとつだった。しかしそれ以上に、ピアストリのオーバーテイクが素晴らしかった。
最大のオーバーテイクポイントであるターン1で、まさかルクレールが油断していたはずはない。しかしインを突いてきたピアストリに対し、ほとんど無抵抗状態で抜かれていった。F1キャリアわずか2年目とは思えないあの果敢さがあってこその、勝利だった。
そして今回はチームの戦略、ランド・ノリス(マクラーレン)との連携も完璧に機能した。16周目のピットイン後、5番手セルジオ・ペレス(レッドブル)の前でかろうじてコース復帰できたのは、DRSで迫るペレスをノリスが抑え続けていたからだった。
ノリスはレース後半、今度はフェルスタッペンを抑え続けた。その結果、4番手カルロス・サインツ(フェラーリ)までの上位勢とフェルスタッペンの差はどんどん開いていき、上位入賞でポイントを稼ぐ可能性はほぼ消えた。
さらにノリスはミディアムに履き替えると、13秒前方のフェルスタッペンを猛追し、ついに抜き去った。最後はペレスとサインツのクラッシュで、望外の4位入賞。まさかのQ1落ちで15番手スタートだったノリスにしてみれば、せめて1ポイントでも取って差を大きく広げられるのを防ぎたい思いだっただろう。それがフェルスタッペンより上でチェッカーを受けただけでなく、ファステストも獲得し、両者の差は逆に59ポイントまで縮まった。
ただし今回ピアストリが勝ったことで、「ノリスのタイトル獲得を優先する」というマクラーレンのチーム方針は、ひょっとしたら見直されるかもしれない。とはいえ『ノリス対フェルスタッペン』という図式だけを見れば、勢いは明らかにノリスにあることには変わりはない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
ホンダや日産が「人気ミニバン」に相次いで採用! 斬新「ボタン式シフト」に反響多数! もはや「シフト“レバー”」は古い!? 最新の「“すっきり”シフト」に賛否の声集まる!
今日から「ガソリン“5円”値上げ」に国民ブチギレ!「“25年1月さらに値上げ”…ふざけるな」「生活苦しくなるやん」「もっと国民に寄り添って」の声! 消えゆく「ガソリン補助金」今後どうなる?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?