伊パガーニは7月12日~15日に開催された、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの走行イベント “ヒルクライム”にて、ハイパーカー「ゾンダHPバルケッタ」の走りを披露した。
ゾンダは1999年のジュネーブショーでデビューしたパガーニ渾身のハイパーカー。AMG製のV12を車体の中央に搭載し、リアの4本のマフラーから排気するミッドシップスポーツは、エキゾチックなデザインと卓越した走行性能で、世界のファンの注目を集めた。
後継モデルにあたる「ウアイラ」が2011年にデビューした後も、ゾンダを求める熱心な顧客のオーダーに応え、いくつものスペシャルエディションが登場しており、デビューから20年近くが経過しても人気を保ち続けている。
今回、ヒルクライムへ挑んだのは、そんなスペシャルモデルのフィナーレを飾るHPバルケッタで、イタリア語で小舟を意味するネーミングどおり、ウインドスクリーンは大胆にカットされ、ルーフ機構も完全に取り払われている。一方、ドライバーの背後のV12ユニットは786馬力までチューンアップされ、トランスミッションはスリーペダル式の6MTを組み合わせる。このことからも、HPバルケッタがピュアなドライビングプレジャーに特化したマシンであることがわかるだろう。
もちろん、パガーニのつくり上げたマシンだけあり、チェックパターンが新鮮なインテリアはラグジュアリーな仕立て。メカニカルな面でも前後のダブルウィッシュボーンサスや、前6ポッド、後ろ4ポッドの強力なブレーキなど、デビュー年次の古さを感じさせない。
今回、ステアリングを握ったのはパガーニ創立者のオラチオ・パガーニで、小規模メーカーの名声を一気に高めたゾンダの有終の美を自ら飾った格好だ。
価格は1,500万ユーロ(約19.5億円)と驚かされるばかりだが、それだけの対価を払ってでも手にしたいと富裕層に思わせる魅力をパガーニは築き上げてきたということだろう。次はどんなモデルで世界を魅了するのか、このイタリアメーカーの動向から目が離せない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長わずか1.9m!? スズキの斬新「1人乗りミニ軽トラ」がスゴい! めちゃ使えそうな「SUZU-CARGO」への反響は?
630万円! 最高級の新型「3列シートSUV」発売! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載! 特別な「オーバーランド仕様」への反響とは
日産の「“ターボ”エンジン」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない“20年かけて作った”「VCターボ」とは
「めちゃ速えぇぇぇ!」 最速は0-100キロ加速“2秒台”の爆速モデル! 外車も逃げ出す「驚異的な加速力」の国産スポーツカー3選
約320万円の新型「マツダの“ピックアップトラック”」実車登場! 「あふれ出るマツダ感すごい」と好評! 6MT&流麗スタイルの「BT-50」泰に登場
ホンダの電動化10兆円投資に世界が注目する理由 中国も「未来を見据えている」と絶賛、EV開発にとどまらない「事業構造改革」の本気度とは
1970年代「スーパーカーブーム」はなぜ盛り上がり、そして衰退したのか? 当時の子どもはもう50代? “夢のクルマ”の興奮をもう一度
正直ホント高くね!? [新型フリード]から[ランドクルーザー250]まで……なぜ[新型車]は一斉に大幅値上げするのか?
角田裕毅、2025年もRBに残留決定! 今季の大躍進が後押し「今後も重要な役割となるレッドブルとホンダに感謝」
ディーゼルトラックはマフラーから煙が出て当たり前……じゃない! 加速時に黒煙や白煙を吹くトラックは壊れかけだった!!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?