現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型は「ケツ」勝負!? なぜ横一文字テールランプ採用? トヨタ&レクサスの統一デザインの狙い

ここから本文です

新型は「ケツ」勝負!? なぜ横一文字テールランプ採用? トヨタ&レクサスの統一デザインの狙い

掲載 更新 20
新型は「ケツ」勝負!? なぜ横一文字テールランプ採用? トヨタ&レクサスの統一デザインの狙い

■クルマのデザインは、フロントだけでなくリアも重要

 クルマのデザインは、売れ行きに大きな影響を与えます。また、デザインといえば大きなウエイトを占めるのがフロント部分ながら、じつはリアビューもけっこう重要なのです。

これが「プリウス」なの!? 「フェラーリ」そっくりなプリウスが登場!

 実際、デザインで高い評価を受けているクルマを見ると、例外なしにリアビューも美しいか個性的。考えてみたらクルマを見る確率は、前か後ろかのどちらか半々です。

 これまでのトヨタ車を見ると、テールランプ形状がけっこうボリューミーかつ縦方向に大きかったです。

 もっとも顕著なのは「プリウス」で、先代となる3代目から縦長のテールランプだったけれど、現行の4代目モデルになり巨大化&縦長になっていて、このデザインは非常に厳しい評価を受けてしまいました。

 現行プリウスの売れ行きが伸び悩んだ最大の要因はデザインだといわれており、リアビューも厳しい評価。

 トヨタとして問題意識を持ったのでしょう。2018年12月のマイナーチェンジでガラリと変えた結論が、横長基調のテールランプとなったようです。

 考えてみたらフロントデザインの場合、メーカーごとに特徴を出しています。メルセデス・ベンツやBMW、レクサスなどが好例です。

 どうやらトヨタは、リアビューのデザインテーマを共通化しようとしているのかもしれません。

 特徴的なのが、トヨタの新型「ハリアー」と、ビッグマイナーチェンジをおこなったレクサスの新型「IS」に採用されるテールランプです。いずれも驚くほど細い横基調なのです。

 なかでもハリアーは、モデルチェンジのたびに細くなっており、いまや“線”といっても良いほどシャープになりました。

 新型ISのテールランプも細いです。現行「RAV4」だって、歴代モデルのなかで、もっとも薄いテールランプ形状になっています。

■トヨタ&レクサスが横長なお尻にするワケ

 なぜ横長を採用したのか、これはもうシンプルなことです。横長形状だとクルマがワイド&ローに見えるからです。ワイド&ローはクルマの美しさの基本でもあります。

 とはいえ、いままでは細いテールランプを作るのは、技術的に難しかったという事情がありました。ウインカーランプもブレーキランプも、基準以上の面積や光量を必要とします。従来の白熱球では細くできなかったといいかえても良いでしょう。

 けれど最近になってLEDが安価になり、広く使われるようになっています。新型ハリアーや新型ISのテールランプなど、LED以外ではあり得ないデザインだといえます。

 RAV4のようにウインカーは白熱球というモデルも、横長を基調にするというデザインテーマをキチンと入れ込もうとしたのでしょう。

 メッキのガーニッシュを加え、テールランプをなるべく内側に飛び出させるデザインにして、横長を演出しています。

 新しいところでは「カローラ」のテールランプも縦長から横長になっています。これにより、ずいぶんイメージが変わりました。

※ ※ ※

 今後ミニバンなど、物理的に横長のテールランプは難しいリアハッチドアのモデルを除き、トヨタとレクサスは横幅テールランプになっていくのだと思います。

 高額なモデルであればLEDを積極に使えるため、線のように細くすることだって可能です。

 遠からず、リアビューを見ただけでトヨタ車だと解るようになるかもしれません。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web

みんなのコメント

20件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.0251.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0578.0万円

中古車を検索
RAV4 Jの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.0251.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0578.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村