■デザインテーマは「日本」! 特別な「R8」登場
アウディは2023年12月14日、フラッグシップモデルとなるスーパーカー「R8」の日本最終限定モデルを発売。
R8の歴史の最終章を飾るこの特別仕様車は、内外装に“日本”をテーマとしたデザインが取り入れられており、その独特の美的センスについてSNSでは様々なコメントが投稿されています。
【画像】カッコいい! これが日本らしい「スーパーカー」です(39枚)
R8は、「アウディスポーツGmbH」が開発を担当するアウディのスーパーカー。
レーシングカーさながらのハイパフォーマンスを誇りながら、日常走行での快適な乗り心地も可能とした稀有なモデルとして、17年間にわたり進化を続けてきました。
同車を生産終了するにあたり、日本限定の最終モデルとして8台のみ発売された「R8 ジャパン ファイナル エディション」は、パワーユニットに最高出力620馬力・最大トルク580Nmを発揮する5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンを搭載。
トランスミッションには7速Sトロニックを、駆動方式は四輪駆動を組み合わせ、0-100km/h加速は3.1秒を実現します。
そしてこの日本限定モデルの最大の特徴は“日本”がモチーフのエクステリアとインテリアデザインを採用した点にあり、日本の美的センスを取り入れたカラーリングや材質が効果的に取り入れられているのです。
スタイリングは純正同様にシンプルな水平基調ボディですが、随所にカーボン製のパーツを採用。各部がブラックアウトされたことによって、性能のみならず視覚的にも車体を引き締めます。
インテリアはブラックとホワイトとのツートンカラーで統一が図られ、左右のスポーツシートは表皮にファインナッパレザーを、ヘッドライニングとラゲッジコンパートメントライニングにはアルカンターラを使用し、フラッグシップモデルらしい上質な室内空間が演出されました。
さらにドアシルトリムには、限定モデルを示すシリアルナンバーとともに「JAPAN FINAL EDITION」の文字を打刻。
外装のカラーリングも個性的で、ボディカラーは高級感のある「アイビスホワイト マット」を採用するとともに、足元には“金”に見立てたマットブロンズポリッシュのアウディスポーツ製20インチアルミホイールを装備。
そのほか、ブレーキにはセラミック製のグロスレッドキャリパーと組み合わせるなど、ハイパフォーマンスと同時に日本古来の“紅白の華やかさ”を表現したR8 ジャパン ファイナル エディションの車両価格(消費税込)は、3508万円となっています。
※ ※ ※
このように「白・赤・金」という日本の伝統的なカラーを配色した限定車ジャパン ファイナル エディションについてSNSでは、「日本がテーマのR8、美しいね」「和の趣がある」「こんなシンプルなデザインのスーパーカーなかなか無いと思います」と、デザインやカラーリングを好意的に受け止めた声が見られます。
その一方で、「これが昨今の日本テイストなのかな?」「通常のR8より派手過ぎて驚きました」など、“日本モチーフ”とはいえその捉え方は人によって異なる様子も。
そのほか、「ついにR8が生産終了か…」「アウディらしくエレガントで好みでした」「これからのEV時代に向けてアウディが提示する新しいスポーツモデルに期待しています」といった、ガソリンエンジン時代の終焉と未来のアウディのスポーツカーに思いを馳せる投稿も多く、いかにR8が高い支持を集めていたのかを感じられるものでした。
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