高齢者が起こしがちなミスをカバーできるクルマをピックアップ
最近、高齢者のペダル踏み間違いによるいたましい事故のニュースが頻繁に報じられ、高齢者による事故が増加傾向にあるが、若くしても人ごとではない。日々クルマを運転している両親が高齢の場合、親がいつ同じような事故を起こすとも限らないからだ。
【安全運転のために憶えておきたい】気がつかずにやっている危険な行為8選
そこで、高齢の両親に薦められる100万円台の安全装備が充実したクルマをピックアップしてみた。高齢の両親がクルマを買い換える希望があれば、ぜひとも相談に乗り、より安全で事故を起こしにくいクルマを薦めてほしい。
基本は「サポカーS ワイド」=安全運転サポート車であること。同じサポカーでも「サポカーS ワイド」は“対歩行者”機能を持つ自動ブレーキはもちろん、高齢者が乗るクルマにはぜひとも装備したいペダル踏み間違い時加速抑制装置や、“うっかり車線はみ出し”を防止する車線逸脱警報、夜間の安全視界を確保するオートライトなどを装備したクルマを指す。
1)スズキ・ソリオ
高齢の両親が元気はつらつで、お友達を誘ってドライブに出掛ける機会が多いというなら、後席の乗降性にも優れたコンパクトなスライドドア車がいい。スズキ・ソリオは意外なほど走行性能が良く、低床による後席乗降性や全方向の視界に優れるだけでなく、スズキ・セーフティサポートとして後退時ブレーキサポート、誤発進抑制装置、ハイビームアシスト、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能 ACCなどを装備。ACC=アダプティブクルーズコントロールは前車との車間距離を一定に保ってくれるため、追突事故を未然に防ぐプレ自動ブレーキの役割を果たすので、常時ONにしておくよう、両親に教えてあげたい。
もちろん、購入すべきグレードはスズキ・セーフティサポート装着車。燃費性能にも優れるマイルドHVは約180万円からあるが、できれば約184万円となる駐車時の接触事故防止などに効果的な全方位モニターカメラパッケージ装着車がベスト。
自動車事故対策機構(NASVA)と国土交通省が発表した2018年度前期のJNCAP自動車アセスメントの結果では、このスズキ・ソリオが最高評価のファイブスター賞を獲得した1台となっている。
2)ホンダ・グレイス
根っからのセダン派というなら、フィットベースのコンパクトセダンのグレイスもいい。最新のフィット、グレイスは見違えるほど走行性能、快適性が高まり、国産コンパクトセダン最上の1台。
HVが本命だが、100万円台の価格帯では約177万円のガソリンLXが射程に入るものの、ホンダセンシングはオプション。必ず装着する前提でお薦めしたい。
となれば、歩行者衝突回避支援機能、誤発進抑制機能、車線逸脱抑制機能、車線維持支援システム、ACC、オートハイビームなど先進安全支援機能てんこ盛り。3BOXスタイルは事故の際の安全性もより高いはずである。
母親に薦めたい女性らしいモデルも
3)スバル・インプレッサG4
同じくセダンにこだわる両親なら、200万円ギリギリながら、アイサイトで有名な、国産車のなかで飛び抜けて安全性能の高いスバルのコンパクトセダン、インプレッサG4もお薦めだ。何しろ走り、安定感は抜群。その上で、後退時ブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御、ACC、アクティブレーンキープ、のふらつき(高速走行時・約60km/h以上)や車線逸脱(約40km/h以上)お知らせ機能、さらにはサイド&カーテン&ニーエアバッグまで(!)標準装備されるのだ。
理想はアイサイトセイフティプラスを追加装備すること。であれば、車線変更時などの接触事故を未然に防いでくれるブラインドスポットモニター、そして夜間の安全視界を確保するハイビームアシストまで付いてくる。
ただし、約194万円のG4 1.6 i-Lアイサイトにアイサイトセイフティプラスを追加装備すると、2リッターモデルと違いさまざまなOPとセットになり20万円以上になる。両親の予算が200万円までなら、その分、助けてあげたいところ。もちろん、アイサイトセイフティプラスなしでも十二分に安全である。
4)マツダ・デミオ
両親ができるだけ小さいクルマを望んでいるなら(軽自動車を除く)、マツダ・デミオだ。最近のマツダ車はデザイン、質感、走り、燃費、居住性、使い勝手など全方位で飛躍的な進化を遂げているが、先進安全支援機能でも国産車トップレベルの位置している。
その何よりもの証明が、もっともコンパクトなデミオにも、しっかりと先進安全支援機能を装備していること。歩行者対応自動ブレーキ、前後誤発進抑制機能はもちろん、ACC、ブラインドスポットモニターまで標準装備なのである。
後席はやや狭く、前席優先のパーソナルカー的キャラクターの持ち主だが、高齢の両親にとって走りやすく、経済的で、駐車もしやすく、扱いやすいことは間違いない。オプションながら駐車時なのどの安全に威力を発揮する360度モニターも用意されているから、ぜひとも装着を薦めたい。
5)トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン
両親、といってもお母さん=女性によりぴったりなのがトヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン。価格は中心グレードで約125万円とお手ごろで、乗っているだけで若返りそうなオシャレなMODAでも約153万円から。
それでいてもちろん「サポカーS ワイド」であり、衝突回避支援システムのスマートアシストIIIが全グレードに標準装備されている。その内容は対歩行者対応自動ブレーキ、対歩行者対応衝突警報、車線逸脱警報機能、前後誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームに加え、コーナーセンサー(前4個、後4個)まで付いてくるのだから苦手な駐車も万全、安心、安全だ。
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