ドイツの老舗チューナー、ACシュニッツァーは、同社初のトヨタ車をベースとしたコンプリートカー「トヨタGRスープラ by ACシュニッツァー」を発表した。
BMWをベースとしたチューニングカーで名高いACシュニッツァーから、GRスープラを徹底してレーシーに仕上げた1台が登場した。欧州車を手がけてきた名門が今回初めてトヨタ車をラインナップに加えた理由は明白で、GRスープラがBMWと共同開発された日独合作のスポーツカーだからだ。
発表資料でACシュニッツァーはGRスープラを「グレートスポーツカー」と評価。そして、その内部に組み込まれたBMWのテクノロジーが、ブランドの核心的価値の注入を可能にしたとアピールする。その言葉どおり、ニューモデルのチューニング内容は、内外装のコスメだけでなく、エンジンやサスペンションなどメカニカルな面にもおよぶ広範なものとなっている。
ボンネットに収まるBMW製のB58型3.0L直6ターボユニットは、ECUをACシュニッツァーの特製品に置き換えることで、スタンダードから60馬力/100Nm上乗せの400馬力/600Nmを獲得。パフォーマンスを引き上げつつ独自の保証が付帯するのはさすが歴史あるチューナーの仕事。足回りもサスペンションは車高調整式とされ、スプリングもオリジナルのキットに換装されるなど、走りへのこだわりが垣間見える。こちらは約25mmの車高ダウンを実現する。
スタイリングも大型のカーボン製リアスポイラーやフロントスプリッター、さらにはダークカラーのアロイホイールが、標準スープラとの違いをアピール。見えないところでもブランド刻印入りのエンジンカバーが装着されるなど、オーナーの所有欲をくすぐるアイテムが満載だ。
ACシュニッツァーでは、既に多くのコンポーネントを共用するBMW「Z4」向けに性能を底上げするパーツをラインナップしており、今回のGRスープラで両メーカーにチューニングの幅を拡げたこととなる。現状、国内販売に関する情報はないが、ぜひ日本への導入を期待したいところだ。
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