第10回目となるバンコクオートサロンが開催
今や北米、欧州、中国、インドと並んで巨大な自動車市場となっている東南アジア。タイでは新車販売の約78%(2023年)を日本車が占めていて、当然カスタムシーンでも日本車が大人気です。2024年6月末に開催された「バンコクオートサロン2024」の現場から、その熱気をレポートします。
トヨタ「ハイラックス チャンプ」はタイで193万円から! カスタムベースとして日本へ導入される可能性はある?
日本の自動車メーカーやアフターパーツメーカーも多数出展
タイの首都・バンコク郊外にあるインパクトチャレンジャーホールで2024年6月26日~30日の5日間にわたって開催された「バンコクオートサロン2024」。バンコクで行われるホールイベントといえばバンコク・インターナショナル・モーターショーもあるが、そちらは新車の展示とセールスがメインになるのに対し、バンコクオートサロンはその名の通り、カスタムカーの祭典となっている。
会場の規模や展示台数などは東京オートサロンと比べるまでもないが、会場にはトヨタ、ホンダ、ダイハツ、いすゞなどの自動車メーカーのブースが展開されているのに加え、地元タイや国外のパーツブランド&ショップ、日本のアフターパーツメーカーのブースが並び賑わっていた。
またステージでのセクシーカーウォッシュや、会場の屋外でのカークラブのミーティングなど、展示車両以外にもさまざまなコンテンツがあるのもポイント。なお国産メーカーブースや展示車両などの情報はAMWで追って紹介していく予定だ。
400台オーバーのカスタムカーが集結
イベント主催者による招待で展示されたトップシークレットやRE雨宮の車両などを合わせ、400台以上のクルマが展示されたという、今回の「バンコクオートサロン2024」。ひと目見て日本と違うのは、ピックアップモデルが多いということ。
日本で販売されているトヨタ「ハイラックス」はもちろんのこと、発売されて間もない「ハイラックス チャンプ」、いすゞ「D-MAX」などの多彩なカスタムスタイルを見ることができる。さらにメーカーブースに地元のショップが製作したカスタムモデルを展示していることからも、その人気が分かるだろう。
もちろんスポーツモデルも多数展示され、その中心は日本車のカスタムとなっている。ジャパンリスペクトのJDMカスタムといった感じで、日本ブランドのパーツやステッカーを装着しているクルマが多数展示。また会場にトップシークレットのスモーキー永田氏が現れた際は、サインをもらうために長蛇の列ができるなど、日本のカスタムシーンの人気の高さをうかがい知ることができた。
年々展示車両のレベルが上がっている
JDMスタイルだけでなく、日本では見かけないタービンがボンネットから突き出した車両など、独特のスタイルも見受けられるタイのカスタム車両。日本車や日本ブランドが人気なのは確かだが、地元タイのカスタムパーツやチューニングショップのレベルも高くなっており、会場ブースに中国や韓国のパーツブランドなどが多数出展していたことからも、今後は少しずつタイのカスタムシーンも変化していくのかもしれない。
東京オートサロンとは違った雰囲気で楽しめる「バンコクオートサロン」。6月のタイは雨季でハイシーズンに比べると比較的リーズナブルに訪れることができ、会場は1日あれば見て回れる規模なので、2025年はタイ旅行の一行程として訪れてみてはいかがだろうか。会場ではさまざまなカスタムカーに加え、タイの美しいコンパニオンたちも見ることができるのだから。
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みんなのコメント
部品も安いしすぐ手に入る
今後更に中韓比率が上がるだろう