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新世代ミニの第4弾となる「ミニ・クーパー5ドア」が日本デビュー

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新世代ミニの第4弾となる「ミニ・クーパー5ドア」が日本デビュー

 BMWジャパンは2024年6月13日、プレミアムコンパクトハッチバックのミニ5ドアを全面改良し、車名を「ミニ・クーパー5ドア」に統一して、同日より販売を開始した。ユーザーへの納車は2024年第4四半期以降を予定している。

車種展開は以下の通り。

新世代ミニの第3弾となる電気自動車専用モデルの「ミニ・エースマン」が日本デビュー

ミニ・クーパーC 5ドア:408万円

ミニ・クーパーS 5ドア:477万円

 約10年ぶりのフルモデルチェンジで第2世代に移行するミニ5ドアは、3ドアと同様に“クーパー”モデルのみをラインアップし、車名は「ミニ・クーパー5ドア」を名乗る。また、同車はミニ・カントリーマン、ミニ・クーパー3ドア、ミニ・エースマンに続く新世代ミニの第4弾に位置している。

 エクステリアは、ミニのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新デザインに刷新。重要なものだけを残したクリーンなサーフェスを採用し、合わせてクロームパーツを配した代わりにリサイクルポリエステルなどの新素材を取り入れて、将来を見据えた新世代モデルであることを印象づける。また、複雑な八角形の輪郭をもつフロントグリルと新造形のヘッドライトデザインによって形作る新進のフロントフェイスを導入。さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグネチャーライトやWelcome/Good-byeライトなど、新世代のミニにふさわしいギミックを新たに組み込んだ。

 自動車業界初のコンセプトとして採用した「マルチトーンルーフ」を、新型でもオプションとして用意したこともトピック。グラデーションデザインで仕立てたマルチトーンルーフは、車両前方にサンマリノブルー、中央部分にインディゴサンセットブルー、さらに後方部分はホワイトへと徐々に変化するカラーリングで構成し、見る角度や光の加減によって微妙に表情が変化してミニならではのカスタマイズ性を強調している。ボディサイズは3ドア比で全長が180mm、ホイールベースが70mm長い全長4035×全幅1745×全高1470mm/ホイールベース2565mmに設定した。

 インテリアについては、ロングホイールベース化によってとくに後席のスペースを広げ、かつ温かみのあるキャビン空間を実現したうえで、完全にデジタル化された先進のコクピットを形成する。ステアリングホイールの背後のメーターパネルは廃止し、すべてのコンテンツを円型OLED(有機EL)センターディスプレイとヘッドアップディスプレイに映し出す。余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインした高品質なコンポーネントによって、開けた前方視界を具現化した。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用。リサイクルポリエステルを使用したこの新素材は、編み物のような特別な製造プロセスによって、汎用性が高く手入れが簡単な構造となっており、さらに温かみのある印象も付与している。一方、先代モデルではセンターコンソールに設けていたパーキングブレーキスイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタン等はすべてセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約させ、前席まわりの空間が広がり、同時にモダンかつスタイリッシュな雰囲気を演出した。さらに、大型の円型OLEDセンターディスプレイには直径240mmの高品質ガラスを使用するとともに、最適化された高感度タッチ機能を配備。操作はスマートフォンを操作するような直感的な操作が可能で、メインメニューでは各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろん、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンディショナー、各種設定など、すべての操作を一括して設定できるようアレンジした。ユーザーの好みに合わせて選べるEssential、Classic、Favoured、JCW(John Cooper Works TRIM)という4種類のトリムラインを用意したことも、新型ミニ・クーパー5ドアの訴求点である。

 インテリアの雰囲気を一変させることが可能なMINIエクスペリエンスモードを配備した点も見逃せない。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影し、光のパターンとアンビエントイルミネーションなどにより、インテリア全体の印象が変化する。各モードのそれぞれのデザインにはダイナミックな背景があり、ユーザーの好みに応じて選択することが可能。例えばパーソナルモードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、またビビッドモードをチョイスすると流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。この新たな没入感のあるユーザー体験により、インテリアにさらなる表現力をもたらした。

 一方、新設計のシートは座り心地を向上させるとともに、前席にはEssentialを除いてヒーター機構を、3名掛けの後席には60:40分割可倒機構を配備。表皮はクーパーC 5ドアにダブルクロステキスタイル(ブラック/マルチトーン)、ベスキン/クロスコンビネーション(ブラック/ブルー)、ベスキン(ナイトシェードブルーまたはベージュ、前席John Cooper Worksスポーツシート)を、クーパーS 5ドアにベスキン/クロスコンビネーション(ブラック/ブルー)、ベスキン(ナイトシェードブルーまたはベージュ、前席John Cooper Worksスポーツシート)、ベスキン/コードコンビネーション(ブラック。前席John Cooper Worksスポーツシート)を設定する。ラゲッジ容量は後席使用時で275リットル、後席格納時で最大で925リットルを確保した。

 パワートレインに関しては、クーパーC 5ドアに1498cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力156ps/5000rpm、最大トルク230Nm/1500~4600rpm)+7速DCTを、クーパーS 5ドアに1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力204ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1450~4500rpm)+7速DCTを搭載。駆動レイアウトはいずれもFFで仕立てている。

 先進安全運転支援システムについては、高性能カメラおよびレーダーと高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上した最新のドライビングアシストやパーキングアシスタント、コンフォートアクセス、MINI SOSコールなどを標準で装備。また、コミュニケーション機能として最新世代のMINI Connectedや音声入力に対応したインテリジェントパーソナルアシスタントなどを採用している。

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