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BMW「X8」を商標登録 X7との違いは レンジローバー意識か

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BMW「X8」を商標登録 X7との違いは レンジローバー意識か

もくじ

ー 商標登録済み
ー 4人または5人乗りか
ー X7よりロングホイールベース化も

BMW X8 3列シートか、2列シートか AUTOCAR予想イラスト

商標登録済み

BMW X8が2020年にデビューしたら、ブランド内で最高額モデルになるかもしれない。

クーペスタイルのこのSUVはレンジローバーや近日登場のアウディQ8、そして上級グレードではベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルス、ロールス・ロイス・カリナンと対峙することになるだろう。X8という車名は2018年以降世界中で商標登録がなされている。

BMWの開発部門トップのクラウス・フレーリヒは、X8をさらなる高価格帯に投入すると認めてはいない。一方で、この案には大きな魅力があると考えている。

「この分野は非常に急激に成長しており、可能性はあると考えます」と彼はいう。「X8について話すのは簡単です。しかし、最初にわたしが考えたのはX5からX6を作りだすことでした」

「皆はそんなクルマ必要ないといいましたが、うまくいきました。今やわれわれにはX2、X4そしてX6があります。これらは官能的でスポーティなモデルです」

4人または5人乗りか

「X8にも活躍の場はあるでしょう。特に中国のような市場では有望です。しかし、決定はまだです。それぞれの車種が明確なキャラクターを持たなければいけませんが、その判断には時間を要します」

検討しなければならないことは、X8に必要なプラットフォームの決定や、X7のクーペ版とするか、ロングホイールベース版とするかなどだ。

X7はフランクフルトショーで発表され、2018年中盤に発売が予定されている。ホイールベースを延長すれば、より広い後部スペースやなだらかなルーフラインが実現できる。

いずれにしても、X7の3列7人乗りとは異なりX8は2列シートで4人または5人乗りとなるだろう。この目的は後席での移動をより快適にすることだ。それにともない使われる素材や仕上げも実用性重視というより高級志向になるだろう。

この考えは多くのひとに好まれるだろうが、これにより開発が複雑化する可能性もある。必要以上のコストと重量の増加を避けるためには、BMWのCLARプラットフォームとロールス・ロイス・カリナンのアルミ製プラットフォームのハイブリッドとする必要が出るかもしれないのだ。

X7よりロングホイールベース化も

リアのルーフラインの傾斜はリアシートの居住性に影響する決定だ。このクルマがショーファードリブンとなる可能性は高いが、X7と差別化をすることも必要だろう。傾斜のついたルーフラインを描きながら、荷室より前の天井高を確保するというのは難しい問題だ。

X7の寸法をライバルたちと比較する限りでは、ロングホイールベースの可能性も残されているように感じる。このクルマの全長5010mmに対しホイールベースは3010mmだ。一方メルセデス・ベンツGLSは全長5131mmでホイールベースは3076mmだ。

レンジローバーのスタンダード版は全長4999mm、ホイールベース2922mmだ。パワートレインはおそらくX7と共通となる。しかし中国、ロシア、中東が主なターゲットであることから当初のラインナップはハイパワーなガソリンまたはプラグインハイブリッドとなるだろう。おそらく、7シリーズにも搭載される600ps、81.6kg-mを発揮する6.6ℓV12が採用される可能性が高い。

ガソリンと電気のハイブリッドは740e xDrive iPerformanceと同様に、ターボ付き2.0ℓ4気筒にモーターを搭載したものになるだろう。このモーターはギアボックス前方に配置され、大型バッテリーとの組み合わせで航続距離は100kmとなる。

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