クラシックカーの集会では「ミニ」といえばもちろんコチラ
趣味の真髄を表す言葉に「フナに始まりフナに終わる」なんてものがある。要は「身近なところから始めて、自分なりにその道をいろいろ突き詰め、そして最後には原点に還る」といったところか。それをクルマ趣味に当てはめれば、「ミニ」などはまさにそんな「自動車趣味界のフナ」ではなかろうか。ご存知のようにドイツのBMWがミニの商標を手に入れ、新世代のミニを作り始めてからは、それまでのミニは識別のため「クラシック・ミニ」などと呼ぶようになったが、ヒストリックカー・イベントでミニといえば、もちろんオリジナルのこちらを指す。
彼女のトヨタ「セリカ」は同い年の97年モデル! 父は「スカイライン党」母は「シビック党」そして娘は「T200セリカ」でした
クラシック・ミニを乗り継いでたどり着いた、上品なスタンダードモデル
2023年4月16日(日)に新潟県三条市で開催されたヒストリックカー・イベント「20世紀ミーティング 2023春季」。これはその名の通り2000年までに生まれたクルマが参加条件なので、クラシック・ミニはすべての年式・モデルがエントリー可能なわけだ。自動車趣味界の大メジャーであるミニだが、メジャーなだけに「ミニ一族だけ」のイベントも多く、この20世紀ミーティングのような幅広い車種が集まるイベントでは、ミニはかえって少数派。そんななか、会場に佇む1台のミニに目が止まった。
「子どもの頃からずっとミニが好きでした」と語るのはオーナーの高橋さん。上品な佇まいのモーリス「ミニ・クーパーMk.II」は、排気量998ccの1968年式。2007年に一度レストアされたという個体は現在でも程度は非常に良好だ。
「このモーリスの前に乗っていたのもミニで、そちらは15年くらい前にミニマルヤマさんで手に入れた“ジョン・クーパー”でした。しばらくの間はそのジョン・クーパーでミニ生活を楽しんでいましたが、数年前、地元のT.DRIVE(ティー・ドライブ)さんでキレイなモーリス・ミニ・クーパーの出物があって、そちらに買い替えました」
読者諸兄には釈迦に説法だろうが、ミニマルヤマとは「日本のミニ趣味世界」を創造し、牽引してきた伝説的な超有名店。そしてT.DRIVEとは、上信越エリアの多くのヒストリックカー・ファンが頼りにしている新潟のスペシャル・ショップ。高橋さん、お店選びもナイスです。
同じ形のミニだけで深甚かつ広大な世界が広がっている
モデルライフ後期には、車名が単に「ミニ」となったが、もともとは英国民族資本系の自動車メーカー(の集合体)、ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年にデビューさせた「モーリス・ミニ・マイナー」と「オースチン・セブン」がミニの始まり。この関係を国産車で例えるならば、2代目トヨタ「パブリカ」とダイハツ「コンソルテベルリーナ」のような、いわゆるバッヂエンジニアリング車。
そしてノーマルのモーリス/オースチン・ミニに対し、F1コンストラクターとして名を馳せたジョン・クーパーが開発に携わったのが「ミニ・クーパー」で、チューニングの度合いによってクーパーとクーパーSがあり、国産車で例えるならば、量販仕様の「スカイライン」1800GLと上級グレードの2000GTとレース上等の2000GT-Rみたいな関係で……なんて情報も蛇足だろうが、ともあれ。
蘊蓄無用、事前情報なしでいきなり乗っても、その小気味よい独自の運転感覚が楽しいミニ。そして歴史をひもとけば誕生から終焉まで、まるで大河ドラマのようなヒストリー。モータースポーツでの活躍とドラマチックなエピソードの数々。さらには現実的な維持費まで含め、ヒストリックカーとしての間口の広さと懐の深さ。
オーナーの高橋さんでなくとも、ヒストリックカー趣味が「ミニに始まりミニに終わる」というファンが多いのも、むべなるかな、である。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント