F1第18戦メキシコGPの予選で、メルセデスがフロントロウを独占。下馬評が高かったレッドブルは、グリッド2列目から逆転を目指す形となった。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季あと5レースを残して、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に対して12ポイントの差をつけている。
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メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、スタートからターン1のブレーキングポイントまでの距離がシーズンで最も長く、ポールポジションからスタートしなくても、前を走るクルマのスリップストリームを得ることで、逆転できる可能性がある。
だが、2019年のメキシコGPでは、スタート直後のターン1でフェルスタッペンとハミルトンが接触している。この際は、フェルスタッペンがハミルトンに押し出されるような形になり、コース外に飛び出してポジションを落としている。
熾烈なタイトル争いを展開しているフェルスタッペンとハミルトンは、今季すでにイギリスGPとイタリアGPで物議を醸す接触を演じているだけに、2019年の”リプレイ”が起きるのではないかと懸念する声があるのも事実だ。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、標高約2300メートルの高地で開催されるメキシコGPではマシンの冷却がより難しくなるため、あまり長く他のマシンの後方で詰まらないようにすることが重要だと語りつつも、ターン1は事故が起こりやすい場所だと指摘した。
ホーナーは予選後、Sky Sports F1に次のように語った。
「ここは温度のコントロールができなくなるので、あまり長く追いかけることはできない。気をつけなくてはいけない」
「しかし、ターン1までが最初のチャンスだと思う。2019年のリプレイを見れば、あそこが少し危険だということが分かるだろう」
「トウ(スリップストリーム)が最も強いのは、明らかに1周目だ。ふたりとも良いスタートを切って、トライできるようにしなければいけない」
タイトル争いのことを考えると、フェルスタッペンはターン1でどの程度のリスクを負うことになるのかと訊かれると、ホーナーは次のように答えた。
「我々は”リプレイ”は望んでいない。2019年を振り返ると、マックスは3番手スタートだった。ルイスがターン2に向けてアグレッシブな走りをして、(ポジションを落としたフェルスタッペンはその後ボッタスとの接触で)パンクをしてしまい、レースが台無しになってしまった」
「フィニッシュ時は、そこ(上位)にいなければならない。このレースには大きなチャンスがあると思っているが、今朝(予選前)よりも難しい状況になったのは確かだ」
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