現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサスが「小さな高級車」に参入! プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?

ここから本文です

レクサスが「小さな高級車」に参入! プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?

掲載 27
レクサスが「小さな高級車」に参入! プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?

■小さくてプレミアムな新型「LBX」

 クルマのジャンルとして主流になったSUVですが、なかでも「コンパクトSUV」は扱いやすいサイズにSUVの利便性と躍動感を凝縮しており、ハッチバックがメインだったコンパクト市場でも主役になりつつあります。
 
 昨今の燃料価格の高騰、安全技術や運転支援技術の進化もあり、コンパクトSUV市場は魅力的なモデルが多い激戦区となっています。

【画像】「えっ…!」めちゃプレミアム! これがレクサスの「小さな高級車」です! 画像を見る(49枚)

 そんな盛り上がりを見せるジャンルに、レクサスは新モデルを投入。「小さな高級SUV」として新型「LBX」を2023年11月に発売しました。

 これまでの「高級=装備満載の大型車」という既成概念を打ち破るべく登場したプレミアムコンパクトSUVは、日本で受け入れられるのでしょうか。

 新型LBXのプラットフォームは、トヨタ「アクア」や「ヤリスクロス」でも使用されているGA-Bを改良し、ボディ剛性と軽量化を図って操縦安定性や乗り心地、静粛性を向上させました。

 ボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm、ホイールベースは2580mmと、全幅はやや広いものの、4.2mを切る全長によりコンパクトSUVに分類されます。

 パワートレインはハイブリッドのみ。91馬力の1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンとフロント94馬力、リア6馬力のモーターを搭載(E-Four)。FFとAWDが用意されます。

 外観は、レクサス最新のデザインコンセプトである「ユニファイドスピンドル」と名付けられたフロントグリルを採用。レクサス特有の水平基調な部分とリアの盛り上がったフェンダー部分も見受けられ、スタイリッシュでプレミアムな印象を与えます。

 インテリアは、プレミアムと謳うだけあり、高級感あふれるもの。インパネからドアトリムまで一体感のあるデザインだけでも、このクルマが贅を尽くしていることがわかります。

 またメーター表示は12.3インチの大型液晶ディスプレイに映し出され、さらにセンターコンソールには9.8インチのタッチ式ディスプレイも搭載。未来感のある空間を演出しました。

 グレードは、シンプルながら洗練されたインテリアが魅力の「クール」と、よりゴージャス感を強調した「リラックス」、さらに限定モデルながらオーナーの好みのシート表皮やステッチ、トリム部分に加飾などが選べる「ビスポークビルド」(現在は申込を終了)というオーダーモデルもラインナップ。

 細かいカラーセレクトのオーダーシステムは、ポルシェやフェラーリなどでも見られる手法で、このあたりもプレミアムSUVらしさが感じられる部分だといえるでしょう。

 価格は460万円から576万円となっており、一般的なコンパクトSUVより100万円以上高価な設定です。

 ただしほかのコンパクトSUVに新型LBXと同等のオプションを盛り込めば、この差額は縮まりそうです。

■ライバルは輸入コンパクトSUV?

 国産車である新型LBXですが、ライバルとなるのは輸入コンパクトSUVでしょう。400万円から500万円前後の価格帯はミニブランドの「ミニ クロスオーバー」やアウディ「Q3」、DSオートモビルズ「DS3」などが存在しています。

 都内で輸入車販売に携わるN氏は次のように言います。

「特にミニ クロスオーバーはかなり強力なライバルでしょう。レクサスの強みはリセールバリューが高いことにあり、数年乗って手放しても、一般的な国産SUV(の新車価格)と支払い総額が変わらないくらいの高値(査定額)がつく可能性もあります」

 またN氏は、富裕層の女性が購入するケースも多いのではないかと予想します。信頼性が高く、高級かつ最先端の運転支援技術も搭載、それでいて取り回ししやすいサイズのSUVは、現代の女性が求める理想のクルマに近いといえそうです。

 一方で、神奈川県のH整備士は、前後異径タイヤであることが懸念点だといいます。

 新型LBXは、フロントが225/60R17、リアが225/55R18という、前後で異なるサイズのホイールを装着しているのですが、前後異径はとにかくお金がかかるようです。

「通常であれば、ローテーションなどをして走行距離が2万kmまで、タイヤは問題なく使えます。

 ローテーションは前後のタイヤを入れ替えるのですが、前後異径だとその入れ替えができず、重量配分によっては前輪のみ、または後輪のみがすり減る可能性もあります。

 そうなると、まだ使えるタイヤがあっても4本同時に新しいタイヤセットに交換することになり、維持費が高くなりそうです」

※ ※ ※

 欧州では昔から「小さな高級車」という路線はあるのですが、日本ではあまり根付かなかったジャンルです。

 そのため、どれだけの人がプレミアムコンパクトな新型LBXに価値を見出せるかがポイントとなるのではないでしょうか。

こんな記事も読まれています

“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
AUTOSPORT web
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
AUTOSPORT web
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
AUTOCAR JAPAN
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
Auto Messe Web
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
AUTOCAR JAPAN
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
くるまのニュース
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
WEB CARTOP
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
乗りものニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
レスポンス
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
乗りものニュース
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
くるまのニュース
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
VAGUE
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
WEB CARTOP
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
Webモーターマガジン
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
乗りものニュース

みんなのコメント

27件
  • cak********
    プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?
    答:お金持っていて購入希望する人。
  • okd********
    ヤリスクロスはとても良いクルマだと思うけど、こっちを見てしまったら違いは歴然。値段が2倍だったら考えちゃうけど1.5倍なら充分納得出来る。ヤリスクロスと同じって思う人には高いだろうけど、それはそれで仕方がない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

76.0575.0万円

中古車を検索
ミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

76.0575.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村