F1アブダビGP、6人のドライバーがレース後の審議対象に。ピットクルーが保護メガネの装着義務に違反？

　F1アブダビGPの決勝レース中、ピットストップ時にクルーが保護メガネやバイザーをつけていなかった可能性があるとして、6人のドライバーがレース後の審議対象となった。

　アブダビGPの決勝レース後半、ルイス・ハミルトン（メルセデス）とピエール・ガスリー（アルピーヌ）はピットストップ違反の可能性があるとして審議対象となった。

　そしてその後すぐに、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）やウイリアムズのローガン・サージェントとアレクサンダー・アルボン、アルファロメオの周冠宇がその対象に加わった。

　FIAのスチュワードは、この問題はレース後に審議されると発表。国際映像では詳しい説明がなされたなかったものの、FIAはこの件が「ピットクルーがピットストップ中に必要なアイプロテクションを着用していない可能性がある」ことに関連していると指摘した。

　F1の競技規則34.13条には、「予選、スプリント・シュートアウト、スプリント・セッション、または決勝のピットストップ中にピットレーンでマシンの作業を行うすべてのチーム関係者は、ECE 22.05（ヨーロッパのオートバイ用ヘルメット）、DOT（アメリカのオートバイ用ヘルメット）、またはJIS T8133-2015, class2（日本の自動車用保護ヘルメット）の要件を満たすか、それ以上のヘルメットを着用していなければならない」と記されている。

　アブダビのレースはF1カレンダーの中でもユニークで、夕日の下でスタートし、完全な暗闇の中で終了するトワイライトレースだ。そのため、ドライバーやピットクルーにとっては視界に関する独特の課題があり、バイザーの色合いの選択は通常よりも複雑になる。

　ピットレーンの視界が悪くなったため、2回目のピットストップで一時的に保護メガネを外したか、バイザーを開けてしまったピットクルーがいた可能性もある。

　審議対象となった6人のうち、入賞したのはフェルスタッペンとハミルトンのふたり。レースではフェルスタッペンが約18秒のリードで快勝しており、万が一レース結果に影響するようなペナルティが出されたとしても、優勝は安泰だろう。

　またハミルトンは9位入賞しているが、こちらも10位のランス・ストロール（アストンマーチン）とは11秒差があり、入賞に関連するレース結果が変動する可能性は低いと考えられる。

Comments

[wat********]

秒のペナより ポイントマイナスがいい、今回マイナス５ポイントで コンスト、フェラーリが２位だw