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【薄さ、4.7mm】10インチ大画面ナビ、有機ELディスプレイに パナソニック・ストラーダ新型 CN-F1X10BLD

掲載 更新 2
【薄さ、4.7mm】10インチ大画面ナビ、有機ELディスプレイに パナソニック・ストラーダ新型 CN-F1X10BLD

430車種に搭載 Fシリーズ(2020年モデル)

近年のカーナビ市場をリードしてきたのは大画面モデルだが、ここに来てパナソニックから有機ELディスプレイ採用の10インチ・タイプが登場した。

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写真を見てもらえると分かりやすいが、第一印象はキレイな映像と、驚きのスリムな画面。最も薄いところで厚みが4.7mmしかないという。

“振り向く”フローティング大画面ナビ「ストラーダFシリーズ」は、綾瀬はるかさんのCMでお馴染みだ。

2020年モデルとして今回登場したのは、下記の3種。

このうち10インチのブルーレイ再生対応モデル、同じく10インチのDVD再生モデルに、有機ELディスプレイが採用されている。

CN-F1X10BLD:10V型有機EL/スイング機能(ブルーレイ/DVD再生)
CN-F1X10LD:10V型有機EL/スイング機能(DVD再生)
CN-F1D9VD:9V型WVGA/スイング機能(DVD再生)

いずれも430車種以上に取付け可能というから心強い。

注目の有機ELディスプレイは、国内向けの市販AV一体型ナビとしては初搭載。その特徴は、引きしまった“黒”、高い色再現、どの角度からも見やすい、という3点だ。

残暑の炎天下のなか撮影してきたが、外光下でも“ホンモノの黒”が表現されていて、どの角度からカメラを構えてもクッキリと鮮明に描画されているので感心した。

有機ELのメリットとは?

メカニカル面では、有機ELパネルは自発光できるため、バックライトが不要になったことが大きい。

ライトによる光漏れがなく明暗が豊かに。また、コントラスト比が高いので、マップ上の地名・施設名の文字がハッキリ読める。

その有機ELパネルを保持するキャビネットは、強度/軽さを求めてハニカム構造を設けたマグネシウム・ダイカスト製となっている。

そんな2020年モデルと、マグネシウム合金を使っていた2019年モデルとを比較してみたら、筐体がいかに薄くなったかよく分かって驚いた。重量を比べると、およそ30%マイナスとなる約0.7kgのウェイトダウンに成功。

走行中の振動によって生じる、フローティング構造(ナビ本体を2DINに収め、ディスプレイだけダッシュボードから出ている)を悩ませていた画面の揺れも、軽量化によってこれまで以上に抑制できたという。

この極薄の筐体でありながら、画面の左右スイング、前後角度、上下スライド、(取付け時)奥行き調整が可能というFシリーズの強みは引き継いでいる。

連携ドライブレコーダー HD画質でナビ画面に

ストラーダFシリーズの有機ELディスプレイ搭載モデル(CN-F1X10BLD、CN-F1X10LD)には、専用オプションの前後2カメラ式ドライブレコーダー「CA-DR03HTD」が新登場している。

フルHD画質でディスプレイに映像を表示できるようになったのが特徴である。

従来品でもHD画質で記録していたが、ドラレコとストラーダをVGA接続していたのでナビ画面にはVGA画質で表示されていた。新製品ではHD-TVI接続に進化したわけだ。

連携タイプだから、ボタン操作ひとつでHD画質のリアルタイム映像を有機ELディスプレイに表示できることになる。

新旧の映像を比較してみると、約2.6倍の高解像度とあって最新型は鮮明に映し出している。新機能としては、1画面にフロント/リアのドラレコ映像を同時表示できるようになった。

前後2カメラ式ドライブレコーダー「CA-DR03HTD」税込み想定価格:
4万6000円前後(10月中旬発売予定)

リアビューカメラ 「バックします!」

また、CN-F1X10BLD、CN-F1X10LD専用オプションのリアビューカメラ「CY-RC500HD」も設定された。

こちらも新たにHD-TVI接続となったので、バック操作の際にシフトレバーがリバースに入ると、HD画質で後方映像をナビ画面に映し出す。

また、視野角が従来品の146°から180°に拡大し、取付けブラケットの形状も変わった。真横まで見えるようになったので、後退時の安全性が高まったわけだ。

新機能としては、リバースに入れた際、音声で「バックします」と知らせてくれるので操作間違いを防ぐことが期待される。

また、後方映像が表示された際、旋回方向を矢印表示で示してくれるようになったので、バック操作が苦手なドライバーなら駐車操作の助けになりそうだ。

リアビューカメラ「CY-RC500HD」税込み想定価格:
2万円前後(10月中旬発売予定)

市街地図が全国に 無料地図更新は?

2020年のストラーダFシリーズは、ナビ機能も進化している。

不慣れなエリアを走る際に便利な、家形・道幅を緻密に描写する「詳細地図」が、全国の市街地を100%カバー。

さらに、ナビ画面に実物と同じ方面看板を表示する人気機能が、ピクトグラムにも対応。「空港」「公園」のマークもしっかり描画され、ひと目で情報を判断できるようになった。

もちろんパナソニックのナビが力を入れてきた、一時停止/制限速度/ゾーン30などを知らせる「安全・安心運転サポート」、高速道路/有料道路の逆走検知・警告、信号情報活用運転システム、VICS WIDE対応といった機能も搭載している。

なお、2020年モデルのFシリーズは、無料地図更新に対応。

全地図更新は、2023年12月15日(予定)までに1回可能。さらに、10インチの2モデルは、部分更新地図を同じく2023年12月15日(予定)までの最大3年間で、2か月に1回更新できる。

発売日/想定価格

最新型ストラーダFシリーズの3モデルは、2020年10月中旬に発売される予定だ。

価格は、いずれもオープンプライス。税込みの想定売価は下記のようになっている。

CN-F1X10BLD(10V型有機EL/ブルーレイ/DVD再生):21万円前後
CN-F1X10LD(10V型有機EL/DVD再生):19万円前後
CN-F1D9VD(9V型WVGA/DVD再生):12万円前後

取材時に、実機でブルーレイの再生映像を見てきた。有機ELディスプレイの「CN-F1X10BLD」である。

正直なところ、車載ディスプレイにはそれなりの画質しか求めてこなかったが、これほどの高画質を一度体験してしまうとその考え方が変わる。

新型コロナウイルス感染症の影響で、わたし達の生活は様変わりし、クルマで過ごす時間が見直されてきた。

ドライブ中のちょっとした待ち時間、アウトドアやキャンプのひと時に、こんな方法でエンターテインメントを愛車に持ち込めたら、きっと豊かな休日を過ごせるにちがいない。

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みんなのコメント

2件
  • 高画質って、普通のテレビの世界では30インチ以下は似たり寄ったりじゃなかったっけ?
    高画質+モニターの薄さで実売価格が従来モデル比+5万って、どうなのかなぁ。
  • やや旧型の専用ナビ車なので自分には関係なかった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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