2017年1月17日、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンのティル・シェア社長は、新型ティグアンの発表に先立ち、フォルクスワーゲン・グループとフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの2017年以降の戦略を発表した。
フォルクスワーゲン・グループは1月10日に2016年のグループ全体の販売台数を発表し、グローバルで前年比3.8%増となる1030万台を達成。トヨタを抜いて世界ナンバーワンの販売実績を記録している。
この実績は、特に中国、アジア・太平洋地域での販売の大幅な伸びが貢献している。フォルクスワーゲン・グループの車種・ブランドではフォルクスワーゲン商用車、シュコダ、ポルシェなどの好調によるところが大きい。
そしてグループは2025年を目標に、新たに「世界をリードする持続可能なモビリティ供給メーカーに転身する」という戦略を掲げ、フォルクスワーゲン史上で最大となる変革を遂げることを発表した。
具体的には第1期として、2020年まで3ヵ年を事業基盤の再確立と位置付け、量販車ゾーンで高収益のリーダー企業となることを目指すという。これはディーゼル問題でダメージを受けた企業力、収益力を回復することを意味する。
第2期、2020年~2025年までの5ヵ年で電気駆動車の分野でグローバルリーダーの地位を確立することが目標とされる。そして新型車は、2017年にはグループ全体で約60車種を新規投入し、2018年までに10車種以上、2025年までに30車種以上の電気自動車を投入する計画としている。
つまり、既存の内燃エンジン車をベースにしながらも、近未来の環境対応モデルは電気自動車をメインとし、投資、人材を集中的に投入して開発を推進、加速させることを明確にしている。そして電気自動車の分野で2025年までに年間200~300万台の販売(全販売台数の20~25%)を見込み、グローバルで電気自動車のトップメーカーとなるとしている。
従来のフォルクスワーゲン・グループは、近未来のクルマとして、PHEV、天然ガス・エンジン車、電気自動車、燃料電池車などを網羅するワイドな開発戦略を採用してきたが、新戦略により次世代車は電気自動車に1本化し、開発を集中するということだ。そのためバッテリー技術はもちろん、自動運転技術の開発、さらには新しいモビリティサービス関連ソフトウェアの開発なども含んでいる。
このようにフォルクスワーゲン・グループは大きく舵を切り、改めて世界ナンバーワンの自動車メーカーの地位を確立することを目指すのだ。
一方、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「ロード to 2020」の戦略を掲げている。この戦略では2020年に日本でナンバーワンのインポーターの座を奪還することが目標とされている。ただシェア社長はこれは販売台数ナンバーワンだけを意味するのではなく、顧客満足度でのナンバーワンという意味も含まれているという。
この戦略では第1期を2016~2017年とし、2017年までを基盤強化に、2017年~2018年は反転攻勢の期間としている。2016年は顧客とのコミュニケーションを強化する活動を展開し、2017年からは攻めの体勢という次のフェーズに入るのだ。
具体的には、2017年内に今回の新型ティグアンの発売、「ゴルフ7.5」と呼ばれる最新エンジンを投入したゴルフのビッグマイナーチェンジ、新型「ゴルフ・バリアント」の投入、「up!」のビッグマイナーチェンジ、そして「eゴルフ」の導入が計画されている。
同時に、顧客とのコミュニケーションの強化を継続し、その他の顧客満足度を向上させる新システムの採用、WEBを通じての販売システムの確立なども平衡して推進するとしている。
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