サブスク方式で展開
執筆:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】どんな時もおしゃれは忘れない【フランス製EVを写真で見る】 全100枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
ルノー・グループの新ブランド「モビライズ」は、タクシーやハイヤー、社用車としての使用を想定したEVの新型セダン、リモを発表した。
新型リモは、ルノーと中国の江鈴汽車との合弁会社によって開発された。9月のミュンヘン・モーターショーで公開された後、2022年後半にサブスクリプションサービスを通じて販売される予定だ。
Dセグメントの4ドア・セダンで、全長は4670mm。最高出力149ps、最大トルク22kg-mの電気モーターを搭載し、0-100km/h加速は9.6秒、最高速度は140km/hとなっている。
また、60kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は約450kmとされており、AC/DC両システムで充電が可能だ。
モビライズによると、リモは通常1日に約240kmを走行する都市部でのハイヤーの使用を想定しているという。
3つの走行モードと3段階に調整可能な回生ブレーキを備え、街中での取り回しを考慮し11.2mで旋回できるように設計されている。
商業利用を想定した設計
エクステリアでは、特徴的なフロントエンドとクーペのような流麗なフォルムを実現し、ルノーとの差別化を図った。また、フラッシュ式ドアハンドル、LEDヘッドライト、17インチのアロイホイールを採用している。
ハイヤーやタクシーのほか、企業の社用車としての使用を想定し、耐久性、使いやすさ、後部座席のスペースに重点を置いている。ホイールベースは2750mmで、後部座席で288mmのニールームを確保した。
インテリアは、耐久性に優れたTEPレザー調の素材で仕上げ、リアの収納部には2つのUSBポートとボリューム・コントロールを装備している。また、411Lのトランクも備えている。
フロントには、10.25インチのデジタルメーターと、12.3インチのタッチスクリーンを搭載。スマートフォンのミラーリングが可能で、Uberなどのドライバーが必要とするアプリにアクセスできるようになっている。
また、運転席は長時間の使用でも疲れないように配慮されており、フロントシートの間には冷蔵室が設けられている。
ミュンヘン・モーターショーでの公開後、来年の発売に向けて、40台のテスト車両が奥羽州各地でテスト走行を行う。
モビライズは、「費用対効果に優れている」と述べているが、価格については明らかにしていない。リモはサブスクリプション方式で展開される予定で、カジュアルなドライバー向けには、運転するたびに料金が発生する従量制のシステムも用意される。
モビライズは、今年初めにルノー・トゥイージーのデザインを発展させた新型車EZ-1を発売した。リモは、カーシェアリングやデリバリー向けに今後発売する3台の新型EVのうちの1台だ。
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みんなのコメント
個性がなくなったよね。