現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高

ここから本文です

【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高

掲載 26
【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高

ホンダ・ヴェゼル 価格/発売日

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】新型ホンダ・ヴェゼル デザイン/内装【じっくり見る】 全155枚

ホンダが、フルモデルチェンジした「ヴェゼル」を正式発表し、4月23日に発売すると明らかにした。

すでに、そのエクステリアやインテリアの概要は紹介されていたが、ようやく詳細なスペック・価格が判明したことになる。

先代からスタイリングを一新し、クーペライクな「スリーク&ロングキャビン」を採用。前後に芯を通した水平基調のデザインが特徴的だ。

インテリアも芯の通った「かたまり感」のあるフォルムでSUVの力強さを表現。身体が触れる部位には柔らかな感触・形状のパッドをあしらい、強さと優しさを備えた空間としている。

パワートレインは、1.5L DOHC i-VTECと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」と、新開発の1.5L DOHC i-VTEC(ガソリン)の2種をラインナップ。

消費税込みの車両価格は、下記のとおりだ。

e:HEV X(FF/4WD):265万8700円/287万8700円
e:HEV Z(FF/4WD):289万8500円/311万8500円
e:HEVプレイ(FF):329万8900円
G(ガソリンFF/4WD):227万9200円/249万9200円

ここでは、新型の注目しておきたいポイントを、3点ピックアップして紹介していこう。

最低地上高 195mmの車種も

新型ヴェゼルのボディサイズは、全長4330×全幅1790×全高1580~1590mm、ホイールベースは2610mm。

先代と比べて、グレードによるが全長・全幅はほぼ同じ。全高は、15~25mm低められている。ホイールベースは変わらない。

プロポーションが変わったせいか、一見したところでは先代より大きいように感じるのだが、実際にはほとんど変わっていない。

ライバル車と比較してみると、トヨタC-HRよりは少し短いが、車高は少し高い。

日産キックスよりは、少し長くワイドだが、車高は低い。とはいえ、いずれもほぼ同じくらいのサイズといえる。

注目したいのは「e:HEV Z(FF)」「プレイ(FF)」の195mmという高いロードクリアランス。

先代より10mm高められ、前述のライバルよりは20~50mmほど高い。この数値は、ひとクラス上のSUV、RAV4/ハリアーやエクストレイル(現行型)などに匹敵する。

全高を低めながら最低地上高を上げたため、室内高は従来型より40mm低い1225mm(パノラマルーフ装着車:1240mm)となっているが、それでもC-HRより10mm高い。

スタイル重視のプロポーションとはいえ、高いロードクリアランスでラフロードでの走行性能も確保。新型ヴェゼルは、イメージ重視のクルマではなく、SUVとしての資質もキチンと兼ね備えた証しといえるだろう。

車中泊できる「ダイブダウン」

新型ヴェゼルは、先代と同様、そしてNシリーズなどの軽自動車やフィットとも同様の、ホンダ独自のセンタータンク・レイアウトを採用している。

これは、薄型の燃料タンクをフロントシートの下に配置することでリアシートやラゲッジスペースの床を低くすることができる、ホンダの特許技術だ。

そのため、リアシートはシートバックを前に倒すことはもちろん、座面を跳ね上げる(チップアップ)ことで、ラゲッジスペースには積めないような背の高い荷物を積載できるなど、使い勝手がいい。

リアシートバックは6:4の分割可倒式で、しかもシートバックを倒すと座面が「ダイブダウン」する。

これにより、ラゲッジスペースのフロアから続く、広々としたフラットスペースが生まれる。

この状態の奥行きは、最長で約190cm。つまり、よほどの高身長の人でない限りは、2名くらいの車中泊が可能になるわけだ。

ラゲッジの広さも十分で、定員乗車時でも中型スーツケースなら4個、シートバックを全倒すればロードサイクルを2台は積載可能。

トノカバーは吊り下げ式で、上級グレードにはハンズフリーの電動式テールゲートに予約クローズ機能も採用するなど、レジャービークルとしての基本性能に抜かりはない。

車内が、Wi-Fiスポットに?

新型ヴェゼルは、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を装備。

安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ・トータルケア・プレミアム」を利用できる。

これにより、自分のスマートフォンがクルマのキーになる「デジタルキー」、カーナビの「自動地図更新」、車内で使いやすいアプリを提供する「ホンダ・アプリセンター」、ボタンひとつでオペレーターが対応する「緊急サポートセンター」など、さまざまな機能を利用できる。

とくに注目したいのは、「車内Wi-Fi」だろう。

つまり、ホンダコネクトによってクルマがWi-Fiスポットとなるわけだ。

スマートフォン、タブレット、ゲーム機器などをクルマのWi-Fiと接続して、音楽、動画、ゲームなどを楽しめる。もちろん、パソコンの接続も可能だから、昨今のコロナ禍によってテレワークを行うビジネスマンにもありがたい。

SUVならではの機動性を生かして、リゾートまで出かけて、そこでワーケーションを……なんて考えている人にも、この車内Wi-Fiはけっこう使える装備であることは間違いない。

なお、通信量は車内のディスプレイを通して、必要な分だけ購入することができる。

こんな記事も読まれています

いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
グーネット
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
グーネット
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
グーネット
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
グーネット
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベストカーWeb
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
ベストカーWeb
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
Auto Messe Web
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
motorsport.com 日本版
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
カー・アンド・ドライバー
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
グーネット
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
グーネット
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
グーネット
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
AUTOCAR JAPAN
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
AUTOSPORT web
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
AUTOSPORT web
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
くるまのニュース
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

26件
  • CM始まったけど、「マツダの新しいCM? あぁ、例のあれな。」と思った。
  • デザインや室内の広さは、ヤリスクロスより良いと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

22.4380.0万円

中古車を検索
ヴェゼルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

22.4380.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村