日本を代表するクルマの賞典「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が、2024年12月5日に開催され、2024年を代表するクルマに、ホンダの3列シートコンパクトカー「フリード」が選出されました。
今作のフリードは2024年6月に登場した3代目。「人びとの暮らしだけではなく、使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマとなることを目指して開発された」という新型フリードですが、はたしてどこがそんなにいいのか!?? 新型フリードのよさをご紹介しましょう。
「今年のクルマ」にフリード受賞!! そんなにいいの? どこがいいの?
文:吉川賢一/写真:HONDA
【画像ギャラリー】2024年を代表するクルマに選ばれた、ホンダの大人気コンパクトミニバン ホンダ「フリード」(19枚)
ファミリーカーでありながら、キャラクターをしっかりともたせた
前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表された乗用車のなかで、もっとも優秀なクルマを選定する日本カー・オブ・ザ・イヤー。タイトルを授与することで、その開発や製造を称え、一層の品質・性能・技術の向上と業界発展に寄与しようとするものです。
今回、大賞を受賞したホンダフリードは「220点」を獲得。2位のマツダCX-80(196点)に対して、24点差での勝利となりました。続く3位はMINIクーパー(172点)、4位はスズキフロンクス(110点)、5位はレクサスLBX(70点)という結果でした。ホンダ車の大賞受賞は、第31回(2010-2011)のホンダCR-Z以来、14年ぶりとなります。
フリードの授賞理由は、「日本市場で重用されるファミリーカーでありながら、キャラクターをしっかりともたせ、居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、操縦の喜びをも加味。また、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」も用意するなど、ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である」ということです。
ちなみに、大賞が国内メーカー車であった場合に選出されるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーはMINIクーパー、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは三菱トライトン、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーはホンダ CR-V e:FCEVがそれぞれ受賞しました。
2024年6月にデビューした3代目フリード。こちらは上質で洗練されたシンプルなデザインのAIR(エアー)
新型フリードのCROSSTAR(クロスター)。力強く遊び心に溢れるデザインが特徴的だ
フリードのシンプルで上質な内外装は、今後のトレンドになる!!
子育て世代から高齢世帯まで、使い勝手のよさやちょうどよいボディサイズ感、広い車内、低燃費などの魅力によって、常に国内登録台数ランキングの上位にランクインをしているホンダ「フリード」。特に今作は、ひとクラス上のステップワゴンに似せたシンプルなエクステリアデザインが魅力的です。
無駄なキャラクターラインをなくして、シンプルに見せるデザインがスタイリッシュで、AIRとCROSTARどちらもお洒落に仕上がっています。2000年代のモビリオ、スパイクをオマージュしたようにもみえる、優れたタイムレスデザインは、ボディが大きなステップワゴンよりも新型フリードのほうがマッチしているようにも思えます。
インテリアについても、布パッドがふんだんに使われていることで上質感があり、インテリアのパネルの隙間や、運転席からの視界に入る装備の重なり具合なども非常にバランスよくできています。フィットやN-BOXと同じく、フル液晶メーターとなったことでメーターの視認性も向上。先代モデルのころから内装の質感が高かったフリードですが、新型モデルではさらにレベルアップしたのではないでしょうか。
すっきりとしたデザインのインテリア。ダッシュボード上に視界の邪魔になる凹凸が一切ないのは、ホンダ車共通のよいポイントだ
6人乗り車のセカンドキャプテンシートは、7人乗り車のセカンドベンチタイプシートと比べると、はるかに座り心地がよい。シエンタにはこのキャプテンシート仕様はない
ファミリーだけでなく、幅広いユーザーから受け入れられるクルマ
新型フリードには、2列5人乗りと、3列6人乗り、3列7人乗りが用意されており、売れ筋グレードは6人乗り(2WD)。6人乗り車のセカンドキャプテンシートは、7人乗り車のセカンドベンチタイプシートと比べると、はるかに座り心地がよく、長時間のドライブでも快適で、インテリアの質感も高く、まるでワンランク上のクルマの質感。
フリードは3列目シートも分厚くしっかりとしたシートで座り心地は快適。そのぶん、格納したときに荷室が狭くなってしまうという弱点はありますが、荷室の積載量を重視するのであれば、2列5人乗りを選べばよいだけ。特に大人が後席に乗る機会が多いのであれば、シエンタよりもフリードのほうがずっと快適でしょう。ライバル車であるトヨタ「シエンタ」がファミリーカーに特化しているのに対し、フリードは幅広いユーザーに受け入れられるクルマに仕上がっているように感じます。
◆ ◆ ◆
ただ、ライバルのシエンタも決して負けてはいません。フリードとシエンタは、新型登場のたびに、抜きつ抜かれつの形勢逆転を繰り返し、切磋琢磨しあってきました。今回の新型フリードの日本カー・オブ・ザ・イヤー大賞受賞の背景には、ライバルであるシエンタの出来のよさも関係しているかもしれませんね。
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みんなのコメント
そんなに良いなんて思わない。
評論家って肩書の人が、数時間ちょこっと試乗したりして決めたものだから、アテにならない。