■ブレンボブレーキ&レカロシート採用!
スバルは米国で、新型スポーツセダン「WRX TR」を世界初公開しました。
米国市場で2024年に発売されるWRX(2024年モデル)の新仕様として設定される「TR」は、熱狂的なクルマ好きのためのグレードで、走行性能を向上させるさまざまなチューニングが施されています。
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足回りは、高性能なブレンボ製ブレーキシステムに、赤いブレーキキャリパー(フロント:6ピストン/リア:2ピストン)や大型パッド&ローター、大型ブレーキマスターシリンダーなどを備え、制動力や耐フェード性、ペダルフィールが向上しました。
さらに、硬めのスプリングやダンピングレートの見直しや、ステアリングラックの再チューニングにより、乗り心地を維持しながら、より優れたコントロール性とステアリングレスポンスを実現しています。
タイヤは、ブリヂストン・ポテンザS007(245/35R19)を標準装備し、ウェット&ドライグリップの向上とブレーキ性能の向上を図りました。
新型WRX TRの外観では、アグレッシブなスタンスと精悍な印象を与えるワイドボディを採用したほか、六角形のフロントグリルと小型のヘッドライト、テールライトは、火山のマグマを思わせるデザインを採用しているのは標準仕様と同じです。
一方、ホイールは専用デザインとなるサテングレー仕上げの19インチ・マルチスポークホイールを特別装備しました。
内装は、運転席と助手席のサポート性を高めたレカロシートを標準装備しています。
このレカロシートは、背もたれ中央にY字型デザインが施され、乗員の脇腹と肩甲骨をしっかりとサポートして正しい運転姿勢を保つという設計思想を具現化したもの。
ブラックとグレーのウルトラスエードで包まれ、赤いステッチと「RECARO」のロゴがシートバックにエンボス加工されました。
また、パワー・ムーンルーフを廃止して軽量化と低重心化を図るとともに、サーキット走行時などにヘルメットを着用するドライバーのためにヘッドルームを拡大しています。
さらに、新型WRX TRには最新バージョンの11.6インチマルチメディアプラスシステムを標準装備。ワイヤレス接続可能なApple CarPlay/Android Autoに対応します。
新型WRX TRに搭載されるパワーユニットは、最高出力271hp/最大トルク258lb-ftを発揮する2.4リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MT(マニュアルトランスミッション)が組み合わされます。
米国仕様の新型WRX TRに関して、SNSではさまざまな反響が見受けられます。
デザインでは、「WRX TRいいなぁ」「カッコいいね!」「割りと好き」など、スポーティなルックスが好評のようです。
「WRX TR日本でも販売して欲しい」「海外ばっかりずるい」「WRX TRかっこよすぎる。まじで日本で6速MT販売してくれ」「販売台数が違い過ぎるので、致し方無いのですが…日本でもリリースして欲しいです」といった声が多く挙がっています。
日本仕様の「WRX S4」はCVT(スバルパフォーマンストランスミッション)のみとなっており、6速MTも設定される海外仕様のWRXをうらやむ声が見受けられました。
そして今回、新型WRX TRを含む2024年モデルのMT車全車に運転支援システム「アイサイト」が搭載されることになりました。米国で販売されるスバルのMT車では、FRスポーツカー「BRZ」に加えてWRXにも“MTアイサイト”が採用されます。
「WRX TRにはMTのアイサイト付くのか!」「MTの選択が増えるのは良いことだ」「北米の6速MTのWRXは手動のパーキングブレーキだったな…ならばBRZのMTアイサイトと同じ制御でいけるのかな?」など、MT車とアイサイトの組み合わせに興味を持つ投稿も寄せられました。
※ ※ ※
新型WRX TRはあくまでも北米で販売されるモデルなので、日本市場へ導入される可能性は低いことが予想されます。
一方で、日本仕様のWRX S4も進化を遂げており、2023年秋の一部改良でステレオカメラ+広角単眼カメラを搭載した“3眼”の「新世代アイサイト」が搭載されることになりました。
さらに、新機能のフロントビュー自動表示(AUTOモード)を採用したマルチビューモニターを装備したほか、「ハーマンカードンサウンドシステム」を「STI スポーツR EX」に標準装備。
そして、迫力満点の「大型リヤウイング」がSTI スポーツR EXのオプションとして設定されます。
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