今季限りでF1を退くことを決めたフェルナンド・アロンソ。彼は来季、インディ500制覇を目指し、インディカー・シリーズにフル参戦する可能性が高いと言われており、これに伴ってマクラーレンも、インディカーへの挑戦を開始するのではないかと見られている。
しかしインディカーの関係者及びマクラーレンは、この計画について確定していることはないと主張する。
F1の改善に取り組む運営陣。アロンソの”意外性がない”との批判は「正しい」
アンドレッティ・オートスポートは、マクラーレンとアロンソのインディ参戦をサポートする最有力候補であると考えられている。しかし同チームのオーナーでありCEOであるマイケル・アンドレッティは、アロンソのロードコースにおけるインディカー初テストがいつ、そしてどこで行われるのかは「まだ決まっていない」と主張する。これについては、インディカーの競技・運営委員長であるジェイ・フライも「アロンソのテスト通知はない」と語っている。
アンドレッティ・オートスポーツは現在、ホンダエンジンを使っている。しかしインディカーのエンジン供給を担当するホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)のアート・セントシアー社長は、現時点で供給能力を最大限活用していると語っており、供給基数の増加は難しいことを示唆している。
そのため、もしマクラーレンがインディカーに参戦するのであれば、シボレーからエンジンの供給を受ける必要がある。そしてそのシボレーエンジンを手にするためには、財政難が伝えられているハーディング・レーシングのプロジェクトを引き継ぐか、エド・カーペンター・レーシングとの提携を模索することになるだろう。しかしエド・カーペンター・レーシングのオーナーであるエド・カーペンターは水曜日、「マクラーレンがインディカーの参戦するということについての全体像は、非常に流動的に見える」と語り、その可能性を検討していないと語った。
「彼らはまだ、何をしたいのか、そしてそれをどうやって行うのか、決断しようとしているところだろ思う。だから彼らが結論を見出すまで、何が起きるのかを知るのは難しい」
しかしながらmotorsport.comの取材によれば、アロンソが9月5日に、バーバー・モータースポーツ・パークで、ハーディング・レーシングのマシンをテストする計画があるようだ。しかもこのテストは、エンジンメーカーは異なるにもかかわらず、アンドレッティ・オートスポートが主導するテストになるとみられる。
マクラーレンのコミュニケーション・ディレクターであるティム・バンプトンも、2019年に関する確固たる決定はないと明かす。
「決断が行われていないというシンプルな理由から、フェルナンド、インディカー、マクラーレンの関与について、我々は何も確認していない」
バンプトンはそうmotorsport.comに対して語った。
「インディカーの対する評価やフェルナンドのテストについて、説明するつもりはない」
「正直に申し上げて、我々のスタンスはこの数カ月間言い続けてきたことと同じだ。インディカーについての評価は続けるが、我々が最も集中しているのはF1だ。インディカーについては多くの騒ぎがあるが、我々はそれを助長するつもりはない。何か言うべきことがあれば、それを言うだろう。チームはまだ、決断を下す必要があるのだ」
「インディカーに参戦するならば、フェルナンドに何かを与えるためだけであってはならない。それは長期的な計画になるべきだろう。なぜなら我々はこのシリーズを信じていると共に、北米市場はマクラーレン・グループ全体にとって重要なモノだからだ」
「現在の状況が、人々やファンの皆さんを苛立たせているのは承知している。しかし、我々にも順序がある。まず最初に重要なのは、インディカーをやるのか、やらないのかということ。そしてインディ500だけなのか、それともフル参戦なのか、そしてフル参戦するならばそれは2019年なのか、2020年なのか……そして我々と共に戦うのはフェルナンドだけなのか、それともそれ以外の誰かも加入するのか……」
「現時点では、何も確認されていないということを保証することができる。そこにあるのは、純粋に推測だけだ」
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