現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > まるで「GTOミニ」! 販売的には失敗気味だけど三菱「ミニカスキッパー」がいま見ると激熱軽だった!!

ここから本文です

まるで「GTOミニ」! 販売的には失敗気味だけど三菱「ミニカスキッパー」がいま見ると激熱軽だった!!

掲載 12
まるで「GTOミニ」! 販売的には失敗気味だけど三菱「ミニカスキッパー」がいま見ると激熱軽だった!!

 この記事をまとめると

■かつて日本では軽スペシャリティクーペというカテゴリーが流行った

「ここまでやるか」とレーシングドライバーが唖然! 昭和&平成に登場した「本物すぎる」軽自動車とは

■三菱ではギャランGTOを小さくしたような「ミニカスキッパー」なるモデルを投入した

■1971年から1974年まで生産され後継モデルは登場しなかった

 その姿はまさに”ミニ”ギャランGTO

 長らく三菱のラインアップのボトムラインを担ったミニカ。そのミニカのクーペバージョンとして、1971年5月にリリースされたのが、ミニカスキッパーなるモデルである。

 2代目のミニカをベースにして登場したミニカスキッパーは、前年10月に登場したホンダZに端を発した軽スペシャリティ市場に投入するべく開発されたもので、丸形4灯ヘッドライトをもったクーペスタイルは同社のギャランGTOを彷彿とさせるスタイリッシュなものとなっていた。

 ただ、ボディサイズが限られた軽自動車枠内で収めるために、リヤエンドは大胆に切り落とされており、後方視界を確保するためにホンダCR-Xやトヨタ・プリウス(2代目~4代目)のようなエクストラウインドウが設けられていたことも特徴となっている。

 そんなミニカスキッパーはスタイルが話題となり、ベースとなったミニカも1971年9月のマイナーチェンジのタイミングでスキッパーのイメージを踏襲する4灯フェイスとなっている。

 一方のスキッパーも豊富なアクセサリーを用意して若者にアピールし、最上級グレードのGTではツインキャブレターやラジアルタイヤ、タコメーターといったスポーティな装備を備えていた。

 しかし、1972年10月のマイナーチェンジで2ストロークから4ストロークエンジンへと換装がなされるとピークパワーがダウン。そして翌年にはGTモデルがラインアップから外れるなど縮小され、1974年夏にはスキッパー自体が消滅することとなってしまった。

 結局、その後に軽自動車自体が実用性を重視したモデルが人気になるようになり、軽スペシャリティクーペという市場自体が縮小したこともあってか、スキッパーの後継車種は登場せず、ライバルとして存在していたホンダZ、フェローMAX、フロンテクーペなどもすべて1970年代で姿を消している(フロンテクーペのみセルボにバトンタッチした)。

 このように商業的には大成功とはいかなかったミニカスキッパーではあるが、現代においてもそのスタイルは特筆すべきものがあり、見るものを魅了し続けていることは間違いないだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス

みんなのコメント

12件
  • kuisan
    おやじが買った初めての車が三菱スキッパーだった。坂道ではものすごい煙を出していたが、格好よかった。
  • car********
    生まれる前の車なのでわからないが、いい時代だったのかな?今の時代にセカンドカーで持てるなら欲しいけど、実態はビンボーで1台が限度、無理だわ。見て楽しみます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村