路線バスの赤字問題、もう「批判」だけじゃ解決しない？ 事業者の「96%」が赤字現実、必要なのは利用者の当事者意識か

バス会社の「96%」が赤字

　バス会社の「96%」が赤字である――。

　この事実については、これまで当媒体で何度も取り上げてきたが、今回も改めて書いた。この数字を理解すれば、これから先の内容を読まなくても構わない。それほど重要で現実的な数字なのだ。

　さて、今回筆者（西山敏樹、都市工学者）が伝えたいのは、バス会社に任せて不満をいう社会から、

「利用者自身が考え行動する社会」

へと変わる必要があるということだ。

　ネット上で無自覚に批判を繰り広げる時代は終わりを迎えた。

Comments

[miya3810]

元バス運転士です。
ハッキリ言ってこの仕事では自分一人生活していくのがやっとでした。
家族、子供を養ってなんかとうてい無理でした。
今は転職して家族全員、幸せに暮らしています。
現役のバス運転士さん、早く他の職に目を向けた方が絶対良いですよ。

[tor********]

そもそも路線バス事業は、民間経営では無理があるんだよ。
民間である以上、利益を求めなければならないのに、国交省に値上げ申請すれば却下され、10円でも値上げすれば文句しか言わない利用者。
各地市営バスも民間委託してるけど、公営で出来ないことを民間が出来るわけない。
結局は人件費削減のために民間委託したわけでしょ？
大阪、横浜、京都なんかいい例。
給与削減したから人手不足に陥った。
長時間拘束に最低中の最低の賃金、何かあればすべて運転士の責任にされる仕事を誰がやると思う？