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フェルスタッペン、無線トラブルも乗り越え接戦制す「最後は全力でプッシュしていた」

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フェルスタッペン、無線トラブルも乗り越え接戦制す「最後は全力でプッシュしていた」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)との接戦を制してF1カナダGPを優勝したが、終盤は無線トラブルを抱えながらの戦いとなった。

 フェルスタッペンはレース序盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)に合わせてピットに入った後、44周目に2度目のピットイン。ハードタイヤを新しくし、首位のサインツJr.を追った。

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 その後、角田裕毅(アルファタウリ)のクラッシュにより、SCが出動したことでサインツJr.もピットイン。フェルスタッペン首位、6周タイヤが新しいサインツJr.がそれを追うという展開となった。

 残り16周でレースが再開。サインツJr.はフェルスタッペンのDRS圏内に入り、終盤までプレッシャーをかけ続け、フェルスタッペンからコンマ4秒差でファイナルラップに入ったが、フェルスタッペンが逃げ切り0.993秒差でトップチェッカーを受けた。

 レース終了後、フェルスタッペンはレースがグリーンに戻る直前に無線が故障していたと明かした。レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼから指示を受けることはできたものの、ピットウォールには彼の声が聞こえなかったという。

「機能していなかったから、(喋るのは)止めることにしたんだ」と、フェルスタッペンは語った。

「いつ止まったのかは分からないけど、あるときGP(ランビアーゼ)がもう機能していないって言ったんだ。インラップの時だったと思う」

「その前は聞こえていたのか、それともすでに機能していなかったのか、おそらく彼らは気にしていなかったんだろうね!」

「彼の声が聞こえるかどうかが最も重要なことだったんだ」

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、チームがフェルスタッペンの声が聞こえないことに気づくまで、無線が「とても静かに」なっていたという。

「GPからマックスへの一方通行で、彼にギャップを知らせていただけで、クルマからは何も聞こえてこなかった」

「それから、無線が機能していなかったことが判明した。彼は我々の声を聞くことができたが、我々には彼の声が聞こえなかったんだ」

 フェルスタッペンがチームの指示を聞くことができたのは、不幸中の幸いだっただろう。フェルスタッペンは序盤からレースを支配していたが、レッドブルは早めにVSCが出たことで2ストップ作戦に踏み切った。

 ただ角田のクラッシュによってSCが出るまでは、8秒前を走るサインツJr.に追いつけたかどうかは自信がなかったとフェルスタッペンは明かした。

「レースが終わるまでに、ギャップを縮められるか分からなかった」

「その後、SCが出た。僕もそれにはあまりハッピーじゃなかった。 彼(サインツJr.)は僕の後ろでフレッシュなタイヤを履いているはずだし、僕よりも少しペースが良かったから、守るのは難しかったんだ」

 しかしホーナーは、「すべての指標によると、彼は残り10周くらいで彼に追いつき、追い越したはずだ」と語っている。

 フェルスタッペンは終盤のサインツJr.との攻防について、次のように話した。

「最後の15、16周は限界までプッシュしていたし、もちろんミスは許されないと思っていた」

「いいレースだった。タイヤを温存するよりも、F1マシンでプッシュできる方が楽しいよ」

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