現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型「Sクラス」のフルエアロ完成! ブラバスが提案するさらなるゴージャスな世界

ここから本文です

新型「Sクラス」のフルエアロ完成! ブラバスが提案するさらなるゴージャスな世界

掲載 更新 32
新型「Sクラス」のフルエアロ完成! ブラバスが提案するさらなるゴージャスな世界

■ブラバスだから可能な素早いエンジンチューニング

 ブラバスから、新型「Sクラス(W223)」対応のチューニング・プログラムが早くも登場した。これまでもメルセデス・ベンツをベースに、常にパワフルでよりダイナミック、そして個性的で高級感のあるモデルをクリエイトしてきたブラバスだが、最新のW223型Sクラスに、はたしてさらなるチューニングの余地はあるのか。さっそくそのプログラムの詳細を検証していくことにしよう。

アーマーゲー時代の狂気ワイドボディ「AMG 560 SEC」の凄さとは?

 ブラバスが、他社に対してまず大きなアドバンテージとしているのは、エンジンチューニング・プログラムの多彩さだ。その数は間違いなく世界最多であり、そのなかにはもちろんW223用ユニットも含まれている。

 今回発表されたのは、ガソリンモデルの「S500 4MATIC」用に搭載される「BRABUS B50-500 PowerXtra」と、「S400 4MATIC」用の「BRABUS PowerXtra D40」の両プログラムだ。

 ISG付きの3リッター直列6気筒ガソリンターボエンジンをベースとするBRABUS B50-500 PowerXtraプログラムは、車両の電子機器に統合されており、その最高出力はノーマルの435psからプラス65psの500psにアップした。さらに最大トルクも70Nmが増強され、590Nmを達成することになった。

 ちなみにこのパワー増強は、ブラバス独自のECUの特別なマッピング、そしてブースト圧の増加によるものであるという。結果、S500 4MATICの0-100km/h加速はわずか4.7秒に短縮。ただし最高速はリミッター制御により250km/hに制限されたままとなる。

 一方3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンがベースとなるPowerXtra D40プログラムは、2500rpmという低回転で370psの最高出力(ノーマル比でプラス40ps)と、750Nm(同プラス10Nm)を得ることになった。

 そもそもメルセデス・ベンツ製の3リッターディーゼルエンジンは、最高出力を3600-4200rpmで発揮するキャラクターだったが、ブラバスはこれを2500rpmにまで引き下げることに成功。0-100km/h加速は5.2秒で、最高速はリミッター制御の250km/hと、ガソリンのS500と比較しても遜色のない動力性能を得ることに成功している。

■新型「Sクラス」がさらにゴージャスに!

 エクステリアとインテリアのフィニッシュは、予想通りにゴージャスの一語に尽きるものだ。

 ブラバスのフロントスポイラーは、フロントアクスルのダウンフォースを増加させながら、視覚的にもスポーティな印象を作り上げ、フロントバンパーのエアインテークは、印象的なフロントセクションの造形にさらにダイナミックなキャラクターを演出してくれる。LEDのサイドマーカーも、ノーマルのSクラスとの差別化には大いに役立ちそうだ。

 リアエンドのデザインも大きく変化している。まず注目すべきは、ブラック塗装のクロームメッキのテールパイプと組み合わせることができるリアバンパー用のスポーティなスタイルのインサートで、ネイキッドカーボンのリアスポイラーも、間もなく発売になるという。

 前後のホイールは19、20、21インチからの選択が可能。ノーマルではいずれのモデルも18インチが標準となるから(S500ではオプションで20インチのAMGマルチスポークホイールが選べる)、さまざまなサイズとデザインが揃うブラバスのホイールは、カスタムしたいオーナーには魅力的な存在だ。

 ちなみに画像のホイールはモノブロックMの「プラチナムエディション」。ボディ色で塗装され、コンチネンタル、ピレリ、ヨコハマの各社から供給されるタイヤは、フロントが265/35ZR21、リアが305/30ZR21の設定だ。

 ブラバスのシャシエンジニアは、エアマチックスポーツユニットを備えたSクラスの快適な乗り心地を損なうことなく、より魅力的なハンドリングを実現することにも成功した。

 選択したドライブモードにより、車高は最大で25mm低下させることが可能。コーナリングでの安定感がこれで大きく向上することは間違いのないところだ。

 そして最後に触れておかなければならないのは、やはり高級感をさらに増したインテリアのフィニッシュであろう。ブラバスのロゴがセットされた8ピースのスカッフプレートや、オーナーの好みを細部までほぼ完璧に反映することができるその仕上げは、さすがにブラバスが手がけただけのことはある。

 Sクラスのさらに上をいく高級で高性能なサルーンを作れるのは、もしかするとこのブラバス以外にはないのかもしれない。

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
くるまのニュース
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
バイクのニュース
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
motorsport.com 日本版
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
レスポンス
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
ベストカーWeb
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
くるまのニュース
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
乗りものニュース
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
motorsport.com 日本版
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
WEB CARTOP
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
レスポンス
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
ベストカーWeb
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
くるまのニュース
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
AUTOSPORT web
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
くるまのニュース
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
バイクのニュース
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
レスポンス
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
ベストカーWeb
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
Auto Messe Web

みんなのコメント

32件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1518.02233.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.01930.0万円

中古車を検索
Sクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1518.02233.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.01930.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村