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ボルボV90 D4ノルディックエディション試乗「約1000kmドライブでわかったボルボらしさとその実燃費」

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ボルボV90 D4ノルディックエディション試乗「約1000kmドライブでわかったボルボらしさとその実燃費」

■ボルボのプレミアムエステート、V90のディーゼルモデルで「いざ東北!」

「圭さん、ボルボに乗ってロングツーリングに行きませんか?」いやはや、なんとも楽しそうな話が舞い込んできました。

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 というのも、私(竹岡圭)はクルマに乗ってウロウロするのが大好物なのです。なかでもいちばんの好物は、地元の美味しいものや珍しいものを、見ながら食べながら、あっちへウロウロこっちへウロウロすることなんですよね。ええ、道の駅とかはもう本当に大好きなんですよ。

 そんなウロウロ旅にお仕事で行けるなんて、これほど嬉しいことはありません。というのも、現在のところボルボのシート、90シリーズや60シリーズに搭載されているシートが世界一だと、個人的に思っているからなんです。

 ロングドライブを楽しめるか否かには、シートのでき栄えが強烈に効いてきます。じつはなにを隠そう腰痛持ちでして、しかも身長160cmと、女性モータージャーナリストのなかでは小柄ですから、シートはフィーリング的にもドライビングポジション的にも、問題は切実。モータージャーナリストとしても、シートには小うるさいことで知られているほどですから。

 今回の試乗車は「V90ノルディックエディション」ということで、最上級モデルとなるインスプリクションのシートとは違いますが、座った瞬間に「これならいけそうだ」と確信を得ました。

 さて、前置きはこれくらいにして、どこへ行こうかってことなんですが、まだまだ残暑厳しき折、一路北へ向かってみることにしました。

 先日TVで見かけた、山形県鶴岡市の「加茂水族館」にクラゲを見に行きたいなと思いまして。

 なんでも、日本でいちばんクラゲの種類が多い水族館なんですって。しかも、この水族館、一時はお客さんが全然入らず閉館寸前だったのを、たまたま何かにくっついてきたクラゲの繁殖に成功し、「あれっ、これはいけるかも」と、クラゲをフィーチャーしたら大成功。

 あのフワフワとした動きがなんとも癒されると、女子ウケもバッチリなんだとか。テッパンではありますが、やっぱりそういうストーリーって惹かれちゃうんですよね。

 東京から山形まで、東北道から山形道へ入るルートで約490km。1泊2日の旅としてはなかなかの距離ではありますが、V90なら大丈夫。

 しかも今回のお供はV90のディーゼル仕様「D4」なので、190馬力/400Nmと非常にトルクフル。トルクの太いエンジンはロングツーリングに最適なんですよね。スポーツドライビングなら高回転をガンガン回す楽しさもありますけど、快適に長距離を走るならノシノシとトルクで走らせるクルマの方が、とにかくラクなんです。

 それにボルボのディーゼルエンジンは、ドイツ車のディーゼルエンジンのようにやたらとシャープさを強調するわけでもなく、フランス車のディーゼルエンジンのように包み込むようなパワーを強調するわけでもなく、ガソリンエンジン車から乗り換えても違和感を感じないようなフィーリングなので、ストレスを感じないんですよね。

 ディーゼルエンジンというと必ず指摘される音も、走り出してさえしまえば気になりませんし。8速ATのシフトフィーリングも、非常にナチュラルだし。そしてロングドライブという気になる燃費も。それは最後に結果を発表することにしましょう。

 さて、今回はお仕事なので、撮影とかもしなければなりません。今年の夏は本当にお天気の機嫌取りが大変でしたが、そんな様子を見つつ、撮影に適していそうなポイントを探しつつ、サービスエリア等で適宜休憩。そんなときに感じるのは、V90の姿勢の低さなんですよね。

 駐車場でズラリと並んだクルマたちと比べると、低く構えていてとにかく佇まいがカッコイイんですよ。とくにボンネットの低さが際立っているんですよね。

 最近は衝突安全テストを考慮して、ボンネットが高めのクルマが増えてしまいましたが、世界一の安全性能を誇るボルボだからこそ、この低さが実現できているのでしょう。やっぱり低く構えたクルマって、カッコイイんですよね。自分の乗っているクルマをカッコイイと思えるかどうかって、愛着度の点でかなり大事なポイント。お気に入りは大事にするし、運転も丁寧になるし、なんたってそれだけで楽しくなりますから。

■荷物を積んでも、おみやげをたくさん買ってもまだ余裕のあるボルボV90のラゲッジルーム

 そんなこんなで、最初の観光ポイントの福島県は二本松城へ。日本100名城に数えられる、立派なお城です。

 って、お城も素晴らしいんですが、その後に立ち寄ったハンバーグが、もとい、ハンバーグがウリのキュートなビストロが、人には教えたくないくらい本当に美味しくて。二本松城の近く、2019年の5月にオープンしたばかりのこのお店、この手がかりだけで探してみてくださいね。

 この日の宿泊先は、山形県の「かみのやま温泉」。会津の東山、庄内の湯野浜と並び、「奥羽三楽郷」と称えられる温泉地です。実はこの「かみのやま温泉」というのは総称で、今回宿泊したのはかみのやま温泉のなかの「新湯」。温泉も大好物な私は、しっかり楽しませていただきました。

 でもこういった温泉地って、もれなく道が狭いんですよね。しかも入り組んでいる。

 こういうところを大きめのクルマで走るのはかなり気を使いますが、V90はとにかく視界がイイんです。左前がちゃんと見えるのはもちろん、ドライバーに見やすいと感じさせてくれる性能がスゴイ。

 だからこそ実際の幅の広さよりも、いい意味でコンパクトに感じさせてくれるので、自信を持って動かせるんです。もちろん、それでも不安な時は、360度ビューカメラなど、目の届かないところをサポートしてくれる機能がてんこ盛りですから、なんとなくではなく、しっかりと安全安心を確認しながら進むことができるのがいいんですよね。
  
 あとは、長さにだけ気を配っていれば、自分が普段乗っているコンパクトハッチバックを動かすのと、なんら変わりはありませんでした。

 さて、一夜明けて念願の加茂水族館へ。

 予想以上のクラゲの種類数と、しっかりと楽しませてくれる展示方法、そしてそのユーモラスな姿と動きで心を和ませてくれるクラゲたち。ラストはしっかりクラゲアイスをペロリ。まさに見て食べて楽しませていただきましたよ~。

 その後は出羽三山のひとつ湯殿山へ。そして帰りがけ、ダメ押しかのように山形県天童市で、将棋の駒に名前を記して、自分だけのオリジナル記念品をつくりました。

 そのあいだに、お菓子、こんにゃく、くらげグッズ、くだものなどなど、おみやげを買いまくったのはいうまでもありません。

 いくら買っても、V90には積み込めるのはもちろん、広い荷室にはグロサリーバックホルダーも装備されているので、細かいものもバラバラにならないので、これまた安心。ワゴンの使い方、どうすればワゴンが使いやすくなるかを、ボルボはちゃんとわかっているんだなと、つくづく思います。

 さて、心もおなかもすっかり満足の、ボルボV90での山形旅。結果発表と参りましょうか。

 気になる実燃費は14.4km/Lでした。撮影のためにかなりチョコチョコ動かしたりしているので、燃費数値的にはかなり悪影響だったはずなのに、この数値は文句ナシですね。
 
 オマケに2日間で1000km以上走ったのに、まったくの腰痛知らず。温泉で温まったので、お出かけ前より調子がよくなったくらい。さぁ、次はどこへ行きましょうか。

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