現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 最低地上高ゼロ「クラウン」に「セルシオ」のV8エンジンをスワップ! セダンなのに1人乗りの理由とは?

ここから本文です

最低地上高ゼロ「クラウン」に「セルシオ」のV8エンジンをスワップ! セダンなのに1人乗りの理由とは?

掲載 129
最低地上高ゼロ「クラウン」に「セルシオ」のV8エンジンをスワップ! セダンなのに1人乗りの理由とは?

不良の美学をつきつめた1台

世の中には常識をはるかに超える突き抜けたカスタムを目指す者達がいる。今回はそんなディープな世界にハマり、頂点を極めるべく製作した18「クラウン」(ゼロクラウン)ベースのカスタムカーを紹介しよう。このクルマはひと言でいってしまえば「不良の美学」というべきか。こだわったのはより低く、さらに低くという究極のローダウンスタイルだった。

彼女の「クラウン」はレクサス顔! カスタム費用1500万円! 目指すは「ナチュラル系VIP」です

セルシオのV8をクラウンに搭載

王道には一切興味なし。そう感じさせてくれたのがシャコタンっぷりがハンパない18クラウンを駆る“キヨマサ”さんの愛車だ。見た目の凄さに目を奪われがちだが、よく見てみるとエンジンをスワップし、30「セルシオ」後期のV8ユニット3UZを搭載させているから只者ではない。

当然だが、いくら同じトヨタのセダンといえどもエンジンが違えば、マウント位置も変わる。また、トランスミッションもそのままというわけにはいかない。様々な問題が発生するするが、“キヨマサ”さんはどうしてもV8エンジンを搭載させたかったという理由で大幅の加工を加えた。

その内容はエンジン、トランスミッション、コンピュータを含めた電装系の移植に加え、プロペラシャフトのショート化、さらにデフケースはクラウン用を使って中身はセルシオ用に交換する手法も取り入れた。

これだけ大幅な加工を加えればその費用もかさむが、パーツは中古部品を探し、加工や取り付けは自らの手で行ったので、実際にかかった費用は、パーツ代くらいだったそうだ。

普通に考えたら、絶対に行わない特殊エンジンスワップだが、“キヨマサ”さんがスーパープライベーターと呼べるような高いスキルと知識を持っていたからこそ、実現したといっていいだろう。そして、そのスキルを持って挑んだ18クラウン(ゼロクラウン)のシャコタン化は、その作り込みが凄まじく、まさに創意工夫だらけだった。

シャコタンのまま走れなくては意味がない

目指したテーマは、誰にも負けないはシャコタン化なので、それに向けて容赦せずに18クラウンのフロアをカットして前後メンバーを10センチ以上持ち上げられるように加工。そのままでは干渉してしまうミッションホールも一部を切断して車高をより落とせるように下回りから作り込んでいった。

また、大口径のホイールをフェンダーに被せた状態にするため、サスペンションの取り付け位置も大幅に変更。エンジンルームの写真を見てもらうとわかるが、アッパーマウントの位置がより内側に入り込んでいるわかる。このマウント位置に加え、アームも調整式を組むことで、よりキツイ角度でキャンバーを付け、タイヤ&ホイールを思いっきり寝かせた状態でフェンダー内に収まるようにハの字スタイルをキープさせている。

よくありがちなショーモデルとして、「置き」だけのスタイルと思いがちだが、下回りも含めて干渉する箇所はすべて持ち上げているので、実はそのまま走ることが可能だ。

「本当にシャコタンにこだわるなら、そのスタイルのまま走れなくては意味がない。チックやルックじゃキマらない」とは、“キヨマサ”さんの言葉だ。

ガラスが割れそうなほどの重低音

また、エンジンスワップ、サスペンション以外に力を入れたポイントはオーディオとのことで、アンプ、スピーカーを含めて強烈な重低音を響かせるブラジル製のタランプスをセット。このアンプの出力が、えげつないほど凄まじく、クルマが揺れるほどの音圧で、ガラスがビビって割れそうになるほど鳴り響くということだった。

ただ、やっかいな点もあって、音質とパワーは大満足だが、耐久性に難ありで、よく壊れてしまい、アンプだけで約10万円もするので痛い出費になるそうだ。

* * *

“キヨマサ”さんは「車高短興業」というチームに所属している。ここのメンバーはとにかくシャコタンにこだわってクルマを作り込んでいる。その中で互いに刺激しながら、創意工夫によって改造を楽しでいるとのこと。その中で誕生した走れる究極のシャコタンスタイルが、ここで紹介したクラウンだったというわけだ。

こんな記事も読まれています

【SCOOP!!】ヤマハWRが200ccの水冷DOHCで復活?! 本格オフのWR200Rとモタード版WR200Xを大胆予測!!
【SCOOP!!】ヤマハWRが200ccの水冷DOHCで復活?! 本格オフのWR200Rとモタード版WR200Xを大胆予測!!
WEBヤングマシン
トヨタ新型「エスティマ」!? 斬新「タマゴ型」×スポーティデザインが超カッコイイ! 「超静音モデル」化予想のCGが公開
トヨタ新型「エスティマ」!? 斬新「タマゴ型」×スポーティデザインが超カッコイイ! 「超静音モデル」化予想のCGが公開
くるまのニュース
カワサキ「Ninja 650」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
カワサキ「Ninja 650」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
メインスペースは大きなボックスシート! フルフラットへの切り替えも簡単なトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
メインスペースは大きなボックスシート! フルフラットへの切り替えも簡単なトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
国産車にない[大胆デザイン]で登場!! ヒョンデの実力がスゴイぞ! これからのクルマに必要な事って?
国産車にない[大胆デザイン]で登場!! ヒョンデの実力がスゴイぞ! これからのクルマに必要な事って?
ベストカーWeb
GRヤリスがついに240万円に!? [本当の]GRヤリス購入に注意したいコト
GRヤリスがついに240万円に!? [本当の]GRヤリス購入に注意したいコト
ベストカーWeb
プライベーターのポルシェが首位躍進。トヨタ2台はペナルティで相次ぎ後退【WEC第3戦スパ/前半レポート】
プライベーターのポルシェが首位躍進。トヨタ2台はペナルティで相次ぎ後退【WEC第3戦スパ/前半レポート】
AUTOSPORT web
【途中経過】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝3時間後
【途中経過】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝3時間後
AUTOSPORT web
[新常識]走行距離の短すぎはキケン!? マジでオススメの意外すぎる[良品車]って?
[新常識]走行距離の短すぎはキケン!? マジでオススメの意外すぎる[良品車]って?
ベストカーWeb
マルティンが独走でポール・トゥ・ウイン。バニャイアはスプリントで2連続リタイア/第5戦フランスGP
マルティンが独走でポール・トゥ・ウイン。バニャイアはスプリントで2連続リタイア/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web
後席ドアを開けたら後ろから来た自転車とドカン! 「後席にもミラーがあれば」と思ったらAmazonで売ってた!
後席ドアを開けたら後ろから来た自転車とドカン! 「後席にもミラーがあれば」と思ったらAmazonで売ってた!
ベストカーWeb
ボルボEX30 詳細データテスト 高い動力とほどほどの操縦性 物足りない乗り心地 厄介な監視機能
ボルボEX30 詳細データテスト 高い動力とほどほどの操縦性 物足りない乗り心地 厄介な監視機能
AUTOCAR JAPAN
中古車を狙っている人必見!! 約10時間&450kmの東京-静岡往復でわかった初代アウトランダーPHEVの実力
中古車を狙っている人必見!! 約10時間&450kmの東京-静岡往復でわかった初代アウトランダーPHEVの実力
ベストカーWeb
マセラティやAMGのタクシーも! メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」にタクシー仕様はない!?【みどり独乙通信】
マセラティやAMGのタクシーも! メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」にタクシー仕様はない!?【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ダ・コスタ、ミサノの雪辱果たす逃げ切り優勝。前日優勝のキャシディ2位、日産ローランド3位|フォーミュラE第10戦ベルリンE-Prix
ダ・コスタ、ミサノの雪辱果たす逃げ切り優勝。前日優勝のキャシディ2位、日産ローランド3位|フォーミュラE第10戦ベルリンE-Prix
motorsport.com 日本版
ちょっとクセが強すぎかも? オラ07 試作車へ試乗 モデル3へ並ぶ航続距離 欧州で販売へ
ちょっとクセが強すぎかも? オラ07 試作車へ試乗 モデル3へ並ぶ航続距離 欧州で販売へ
AUTOCAR JAPAN
「SUBAROAD」ってなに? スバル車でなくても使える「寄り道ドライブアプリ」で淡路島を旅してわかった賢い使い方とは
「SUBAROAD」ってなに? スバル車でなくても使える「寄り道ドライブアプリ」で淡路島を旅してわかった賢い使い方とは
Auto Messe Web
マルティン、フランスGP完全制覇し今季2勝目! マルケス10人ごぼう抜き2位|MotoGPフランスGP決勝
マルティン、フランスGP完全制覇し今季2勝目! マルケス10人ごぼう抜き2位|MotoGPフランスGP決勝
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

129件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.8875.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.8875.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村