マガジンにもバイクにも急速に興味がうせていた1982年秋。楠先生は高知の実家から1台のクルマを持ってくる。都内でクルマに乗りたかったからだが、新車を買わなかったのには理由があった。
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。
第16回「バリ伝登場と苦情ハガキ」
「117クーペは76年、19歳の時、家業を継ぐという約束で親父に買ってもらいました。本当はZかケンメリが欲しかったけど、下取りが親父の会社のトラック(いすゞ)だったので、いすゞ117クーペになりました。一つ上の兄貴がトレノ(TE27)に乗っていたので、スポーツ性の違いにショックを受けましたね。つまり遅いのです。
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82年秋、実家に置きっぱなしだった117を引き取ります。
ボアアップとソレックスキャブで、そこそこ走るようにしました。クルマで夜の首都高を走るのは楽しく、バイト時代に通った横羽線が特にお気に入りでしたね。この頃、世の中のスピードが一段上がった気がします。まだ20代半ばなのに、ついていけない自分を感じ、後ろばかり振り返っている。
自分が無かったですね」。
「83年3月、『バリ伝』が連載スタートします。右に『バツ&テリー』左に『バリ伝』。真ん中に挟まれ『ララバイ』はどっちつかず。一つの漫画誌に3組のバイクに乗る高校生の主人公。
さすがに今回は整理対象になると思いましたね。編集部も『ララバイ』は潮時というムードでした。でも、人気は落ちませんでした。3本ともAクラスです。『バイク+高校生』恐るべし。
ただし、それは人気だけのこと。バイクに乗る主人公が当たり前になれば、一番に淘汰されるのは『ララバイ』。周りの意見はそうだったし自分もそう思いました。
『バリ伝』が始まると編集部に『ララバイ』宛ての苦情ハガキが来るようになります」。
読者からのクレームが来るようになったという「ララバイ」。楠先生は打ち切り及びクレームというピンチを、どう切り抜けるのか…。
(以下、第17回「Z2なんて誰も興味ナシ」をお楽しみに!)
過去の回はこちらからご覧いただけます。
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