現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 昔は高級車の代名詞! 新型トヨタ・カローラの大型化で話題の3ナンバーってそもそもどんな規格?

ここから本文です

昔は高級車の代名詞! 新型トヨタ・カローラの大型化で話題の3ナンバーってそもそもどんな規格?

掲載 更新
昔は高級車の代名詞! 新型トヨタ・カローラの大型化で話題の3ナンバーってそもそもどんな規格?

 全長・全幅・排気量のひとつが基準を超えると3ナンバーに

 日本を代表する小型実用車であるトヨタ・カローラが、新型ではついに3ナンバー化! と話題になったし、そのほかのクルマでもたびたび話題になったりする。よくよく考えると3ナンバーって、海外にはない基準というか概念だし、そんなに大きな分岐点なんだろうか? 今までの歴史も含めて、今一度整理してみた。

かつての小型車も気がつけば大柄に! いま3ナンバー車が増殖している3つの理由とは

 3ナンバーの定義としては、全長4700mm以上、全幅1700mm以上、排気量は2000cc以上というもの。このどれかひとつでも超えると3ナンバーとなる。逆に超えなければ5ナンバーだ。ただこれだけ。

 3ナンバー=高級車、お金持ちみたいなイメージがあるのは、その昔は税金が高かったから。具体的には昭和59年(1984年)までは自動車税がめちゃくちゃ高くて、2リッター(実際は1999cc以下)なのにボディサイズが超えてしまって3ナンバーになったとすると、3ナンバー基準が適用されて、8万1500円。

 ちなみに、5ナンバーのままだと上記と同じ2リッターなら3万9500円だ。ボディが少し超えただけでも、4万円以上の差。さらに3ナンバーで6リッター超えだと14万8500円! ちなみに現在は11万1000円となっている。当時はもちろんエコカー減税などない時代だ。

 新型カローラは世界的に見てもまだまだコンパクトな部類

 その税金の差は今はなくなり、ボディが大きくても、自動車税の基準はエンジンの排気量で決まる。ボディサイズにしてもそもそも1700mmが分かれ目なので、3ナンバーの基準値自体がそれほど大きいわけでもない。

 新型カローラで見てみると、排気量は1.2リッターと1.8リッターで、5ナンバーのまま。問題が全幅で、1745mmと45mmだけ基準から出てしまったから3ナンバーとなったわけだ。ちなみに先代は1695mmなので、50mmの拡大。左右それぞれで見ると25mmというのをどう見るか?

 たった5センチか、されど5センチなのか。そもそも欧州仕様は先代ですでに1780mmもあったりする。そう考えると、新型の日本仕様はまだまだコンパクトなほうだろう。3ナンバー高級車時代のイメージで、話題になっている気もしてくる。

関連タグ

こんな記事も読まれています

『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
AUTOSPORT web
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
くるまのニュース
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
VAGUE
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
WEB CARTOP
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
GQ JAPAN
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
乗りものニュース
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
レスポンス
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9460.0万円

中古車を検索
カローラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9460.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村